海野光行の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(海野光行君) ありがとうございます。
そうですね、海底地形が分かると何が我々の生活にとって利点があるのかという部分については、先ほどちょっと申し上げましたけれども、津波の水の流れがある程度分かっていったりですとか、あるいは科学者が生物調査をするときに、ある程度どこに何がいるのかというのを想定をして調査に行けるという部分では、コストの削減だったりとか、あるいは新しい発見につなげやすくなるというのはあります。
それは、当然、その海底の中でも富士山級の山、もっと高い山というのはたくさんあります。富士山もてっぺんとゼロメートル地帯では生態系が全く違います。これと同じようなことが海底の中でもあります。ですので、こういったところをある程度予測を付けていけるというものは非常にいい形になるのかなという、研究が進むのかなというふうにも思いますし、先ほどの救難の救命救急ですね、こういったところも一つ関わり合いが出てくるのかなというふうに思っております。
あとは、こういう旗印を掲げることの重要性というのは、みんなが知らないことを知りたいというのは人間として欲求としてあります。ここを掲げると、いろんな方々がやっぱり参画しています。今回、百五十を超えるような組織が今国も含めて参画をしてきています。アメリカなどはNOAAなんかが参画をしていますし、ニュージーランドも政府がこれを参画してやってきています。中には民間の企業もありますし、あとはトレジャーハンターですね、いわゆる宝探しの人たちも、もう常に海底のところを探し回っているので、ああいった情報なども同じように入ってきます。
こういったものがどんどんどんどん集まっていることによって、いわゆる政府間だけではない、民間も絡めたようなビッグプロジェクトが自然と、何というんですかね、つながっていくと、実践できるというところの利点というのはあると思います。
ただ、日本は、じゃ、どうかというと、その協力は表明をしてくれています。これはどこかというと、海上保安庁の海洋情報部ですね。ですので、実際にこの人材育成も海上保安庁の職員の方が実際に研修を受けてもらっています。ですので、フェローの一人になってもらっています。
そういった中では、いい形で、もし国家プロジェクトとして進められるのであれば、国土交通省、海上保安庁を中心にこういったものを旗振り役をしてもらえると非常に有り難いなというところはあります。国、日本という国が入ることによって他国もすごく参加しやすくなってくると思いますので。ただ、軍事的に利用をするようなところもあります。公表できないところもあります。そういったところは当然外してもらってデータを提供してもらえると非常に有り難いなというところはあります。