朝日健太郎の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○朝日健太郎君 ありがとうございます。自由民主党の朝日健太郎でございます。意見陳述の機会をいただきまして、ありがとうございます。
「海を通じて世界とともに生きる日本」をテーマに、本調査会でこの調査、三年目を迎えました。鶴保会長を始め委員の皆様、本当にありがとうございました。大変有意義な調査会になったというふうに思います。
今年度は、海洋人材の確保と国民理解の増進、グローバル化における海のネットワーク、海洋環境、海洋資源の持続可能な利用、今後の海洋政策の在り方のテーマで、それぞれ参考人にお越しをいただき意見陳述、そして質疑を行いまして、大変有意義なものだったというふうに理解をしております。
我が国においては、海洋に関する総合的かつ計画的に推進する海洋基本計画が平成二十年にスタートをし、おおむね五年ごとの見直しを経て、令和四年度は第三期海洋基本計画の五年目に当たるため、本調査会の海洋政策全般に関わる検証、調査、提言は、第四期基本計画に対し重要な位置を占めることを期待するものでもあります。
その上で、私からは二点意見を申し述べます。
まず第一に、海洋秩序の維持のために、自由で開かれたインド太平洋の充実です。
海洋の自由という基本的価値観を共有する諸外国との国際連携を確保し、更なる国際協力を推進すべきと考えます。
具体的には、海洋の秩序形成、発展のために、海洋に関する国際約束等の策定や国際的な連携協力に主体的に参画をし、海洋における法の支配、科学的知見に基づく政策の実施の原則を国際社会へ浸透させていくべきと考えます。そうした発信、行動をより推進をし、日本が海洋秩序の発展に向けたリーダーシップを発揮することは、国際社会での日本のプレゼンスを高める有効な手段になるというふうに考えております。
第二に、海洋資源の持続可能な利用です。
経済安全保障の観点から、サプライチェーンの維持、特に資源の確保は重要であることは言うまでもありません。海洋資源に限らず、資源は様々存在していますが、その在り方、考え方は変容しており、その一例として、本年四月からプラスチックリサイクル法が改正をされ、石油由来のプラスチック利用の削減、低環境負荷材料の開発等、資源循環の必要性は高まる一方です。資源の少ない我が国において、海外依存度を下げていくことは昨今の国際情勢を見ても明らかだと思います。
本年二月十六日の本調査会で加藤参考人が陳述をされたレアアース泥の開発は、我が国領海の潜在的資源の可能性と新たな技術開発、新たな産業創出の観点で大変有効であると考えます。レアアースは、LEDや電気自動車、ハイテク産業の生命線と言われており、今後、我が国の持続可能な産業育成、発展の意味においても重要な資源であると考えます。
レアアース泥にとどまらず、我が国の海洋資源調査、開発を今後重点的に進め、経済安全保障の確保、経済成長の実現、海洋権益の確保を意義として一体的に推進していくべきと考えます。
今後、海洋に関わる全般的な政策は、外交、防衛、環境、資源、エネルギー等、より重要度が増していくことは確実だと思われます。そうした意味においても、本調査会の引き続きの調査を進め、我が国の発展のために努めていくことが何よりも重要だということを申し上げ、私の意見表明と、終わらせていただきます。
ありがとうございました。