上原淳の発言 (国土交通委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府参考人(上原淳君) お答えいたします。
 まず、東日本大震災後に耐震補強が実施された新幹線の高架橋につきましては、JR東日本管内においてこれまでに約一万一千本の耐震補強が完了いたしておりますが、これらの高架橋につきましては、今回の地震による被害は出ていないものと承知しております。
 また、二〇一一年東日本大震災の際には脱線しなかった新幹線が今回脱線した理由につきましてでございますが、今回の地震においては、早期地震検知システムにより非常ブレーキが作動いたしまして、脱線時には停車している、あるいはほぼ停止状態にあったと聞いておりますが、脱線の原因につきましては、現在、運輸安全委員会において調査中であると認識しております。
 今回の脱線事故を踏まえ、三月三十一日に新幹線脱線対策協議会を開催いたしましたが、この中で、JR東日本からは、今回の地震では東日本大震災に比較して強い揺れが観測された場所があったこと等の報告を受けております。
 また、過去の脱線における運輸安全委員会の調査結果の報告では、地震の揺れ方によっては構造物に共振現象を生じさせ構造物の揺れが増大する場合がある。これは、構造物固有の揺れ方、周期と地震の揺らし方、周期が一致した場合には同じ震度であっても構造物の揺れが増幅する場合があること、また、これと併せまして、車両のいわゆる横揺れ、脱線の主要因であります横揺れではなくて回転運動、ローリングが生じた結果、脱線に至る場合があることなどが指摘されております。
 こうしたことも念頭に置きながら、国土交通省といたしましては、運輸安全委員会の調査の動向も踏まえつつ、脱線対策や橋脚を始めとする土木構造物や電化柱の耐震基準、補強計画についてしっかり検証してまいりたいと考えております。

発言情報

speech_id: 120814319X01120220510_023

発言者: 上原淳

speaker_id: 15305

日付: 2022-05-10

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会