淡野博久の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(淡野博久君) お答え申し上げます。
昨年十二月に消費者庁が公表いたしました資料によりますと、二〇二〇年に家庭及び居住施設の浴槽において亡くなられた六十五歳以上の高齢者の数は四千七百二十四人となっており、溺死等以外が死んでいると判断されるケースもございますので、ヒートショックなどの影響により発生している入浴中の事故というのは更に多いと推定されております。
国土交通省では、建築、医療の専門家等と連携をいたしまして、断熱改修を行った住宅の改修前後の室温や居住者の健康状態を分析するプロジェクトを二〇一四年度から実施しており、その事業の中でも、断熱改修により居住者の起床時の血圧が有意に低下するなどの知見が得られてございます。
省エネ対策によってどの程度このようなヒートショックの危害が減少するかというのを定量的にお示しするのはなかなか難しい面がございますけれども、非常に重要なのは、先ほど大臣からも紹介がございました、ほとんど断熱されていない無断熱の住宅を減らしていくことが一番この健康被害を減らしていく上では重要だと考えてございます。
住宅ストック全体の現在は約三割がこのような無断熱の住宅でございますので、ストックの更新、改修等により二〇三〇年度にはこれを約一割まで減らしたいと考えており、その結果としてこのような健康危害が一定程度は軽減が図られるものと考えております。