上鹿渡和宏の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(上鹿渡和宏君) ありがとうございます。
 まず、里親のリクルートという今言葉を使うようになってきているので、里親をどうやって増やしていくかというところですね。これ、先ほどのショートステイ里親も、実はそれの一環としていけるんじゃないかということなんです。県の資源なんですね、里親って。だけど、集める場所は市町村で、市町村の協力が本当不可欠なんですけど、そもそも市町村の方が里親というものを知らなかったり、自分のところにどこにいるのかということも余り分かっていなかったりということがありまして、まずはそこら辺からですね、もう本当に里親というのはどういうもので、この国としてしっかり増やしていこうとしているんだということを本当にもう知ってもらうということがまず第一になるかなとは思います。
 それを増やしていくときに、これは里親の養育を支援することとも関わってくるんですけれども、フォスタリング機関というものを新しくつくってやっていくと。これまでも里親支援というのはあったんですけど、リクルートからその里親さんを研修して登録して、子供が委託されて子供を一緒に育てて、その後委託が解除になった後もその里親さんと一緒にやっていくという、全部を包括的に見ていく機関というのをこれからしっかりつくっていくということも増えてきているんですが、そういうところが間に入って、そのリクルートの部分もしっかりやっていくと。
 そこに先ほど言った市町村の担当みたいなものを置いたらどうだというのが今年度厚労省から出ていた予算になってくるんですけど、そういうことをすると市町村の側も関心を持つわけですよね。これまで、里親というのはもう社会的養護なので関係ない、県の仕事だったものが、一番市町村でも欲しいと思っている予防の中でも一番切り札になるものを自分たちで持てるわけですね、里親さんがいることで。というところでは、市町村もしっかりやりたくなるような話にこれつながっていきますので、そうしてくるとちょっとまた状況が変わってくるかなということは思っています。リクルートはいろんなやり方があるかと思いますが、その辺りからも行けるかなということがまず一つですね。
 二つ目が、障害があったりニーズがたくさんある複雑な、絡んで両方あるような子もいるわけで、そのために専門里親、これ元からある里親さんなんですが、里親さんのそれぞれのそのスキルを高めたり専門性を高めるというのもこれまで以上にやっぱり必要なところですし、研修体制なんかも余りしっかりしていませんでした、これまで。
 特に、その委託後の研修というのがちゃんと規定されていなくて、里親さんの自由に任されているとか、里親さんが自分でお金掛けて受ける、施設の職員って大体施設でいろんな子供来た後の研修あるんですけど、里親さんは余りそこはなかった。
 そこは、それで僕の方でもフォスタリングチェンジプログラムというものを入れたりしてどんどんやって、そうすると、里親さん、いろんな子たちに対応できるようになって、もっと早くできたら、学べたらよかったなんということもあるんですが、それもやりつつ、やっぱりこれ一人じゃ育てられないんですよね。なので、フォスタリング機関のようなこの支援の体制をしっかりつくっていく。
 これ、また更に言うと、フォスタリング機関だけでもできないです。障害のあるお子さんを一般の家庭で育てているときに使っているほかのサービスや資源を里親でも一緒に使える、そういったコーディネートも含めてこのフォスタリング機関がやっていくと。これも実は厚労省の方でモデル事業ということでたしか今年度で二か所ほどもうそれを取り組んでいるところありますけど、一人そういったことをコーディネートする形を置いてやるということを始めています。そんな形でつくっていくと。
 なので、専門里親をどうするかというので、それを支えるところも余りなかったので、しっかりやる。あと、更に言われているのは里親の種類をどうするかということもずっと言われていたんですよね。それぞれのお子さん、いろんな子がいるので、それに対応できるような里親の種類自体もうちょっと増やそうかという、そういった議論もしっかり進めていく必要があるかなと思います。済みません。
 三つ目の、家庭養護が閉じたもので、一般の家庭で私的な空間で行われる本当、公的な養育という、かなり通常ない事態なので、その中でいろんなことが起こり得るわけですね。
 本当に、先ほど申し上げた被措置児童等虐待というのは施設だけではなくて、家庭養護の中でも起こっていることで、そういうのをしっかり見付けるためにもどうするか。
 これも、里親さんそれぞれの担当している児相がどうするというのもあるんですけど、やはりこれもフォスタリング機関とセットですね。もう何でもフォスタリング機関セットですが、そもそも里親養育って里親さんだけでやるものじゃないんですよね。この理解がこれまでの日本では余りなかったんですね。
 里親養育というのは、そもそもフォスタリング機関と里親さんセットでチームになったもの、児童相談所も関わりますけれども、それを里親養育というイメージを持っていただくと、その閉鎖性なんかもフォスタリング機関がしっかり関わることで、早めに、そういった虐待とか暴力になっちゃう手前のつらさだったり、うまくできていない感じというのを共有していくことでそこは分かっていきます。そういうことを言ってもらえるそのサポートの関係であったり、サポートの関係があるからこそ助言できるような関係というのをチームとしてしっかりつくっていくということでその辺りは担保できていくのかなというふうに思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 上鹿渡和宏

speaker_id: 33264

日付: 2022-02-02

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会