青砥恭の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(青砥恭君) お答えいたします。
 周知の方法なんですけれども、私たちは、やはり、幸いにもボランティア活動も含めて十数年活動をしてきて、それで、一つの考え方としては、先ほども上鹿渡先生の方からもお話がありましたけど、私たちの団体だけで解決できることはそれほど多くはないと。ただ、私たちは居場所をつくってそこで子供たちの様々な発達を支援する、応援する、まあ助産婦のような役割は果たしますけれども、しかしながら、実際に社会につないだり、それから社会で働いたり、そういうためには様々な社会資源が必要になります。ですから、そこをつながなければいけないということを団体がつくった頃から、我々も社会資源の一つなのである、ただ、そこはちょっと意識が違うのは、我々はコーディネーターもやらなければ、中間支援をやらなければいけないという考え方です。
 ですので、それを十数年、しかも、もう一つ言うと、我々の団体は、全国に出かけていって、いろんな団体ありますけれども、やはりどんどん外に出ていく団体もたくさんありますけれども、私たちはさいたま市という一つの拠点をつくってその地域の中で要するに活動していこうと。さいたま市も百三十万人おりますからね。ですから、そこの中で、外には出ていくことはやめようということをやってきて、やはりだんだん、それが地域の学校であったりスクールソーシャルワーカーであったり行政であったり、多分子供、若者支援をやっている方で我々の団体を知らない方はおられないだろうと思います。ですので、居場所が欲しくなったらユースにつないでくださる、さいたまユースにつないでくださるという方はとても増えました。やっぱり十何年間の活動の成果だと思います。
 それから、コロナ禍で、リモートの中で、学校行事の減少や子供たちの変化なんですけど、これは極めて深刻だと思います。私は、以前、最近ですけれども、ある雑誌にもそういう論文を書きましたけれども、子供たちの発達というのは、子供たちの居場所、コミュニティー、関係性がもう欠かせません。ですので、リモートの中で家族だけというのは、子供というのは発達のためには家族以外の愛情が必要です、それから関わりが必要です、他者の関わりが必要です、その中から社会認識や他者認識が生まれます。ですので、コロナというのは、本当にこれはコロナ世代の子供たちが十年先、二十年先にどういう影響を与えられたのかという、やっぱりこれは確実に調査が必要だろうというふうに思うぐらいです。
 ですので、私は、私たちが思うのは、一つは、コロナ禍でもやはり社会とつなぎ続ける算段はしなければいけないと思います、ですから一応居場所はオープンにしておきました。ですから、だけれども人数を少なくしたり、それから少しリモートの環境を整えたり空気を入れたり、そういう非常にもう細かい工夫ですけれども、それはしてまいりました。
 それからもう一つは、やはりアウトリーチが必要だと思います。ですから、困窮層の子供、先ほど松岡先生の方からもお話がありましたけれども、シングルマザーのやはり家庭に非常に大きな打撃を与えているのは間違いないと思います。ですので、そういう家庭の子供たちがどう変わったか、それから、どういうふうに社会につなぐかというのをアウトリーチをする。
 それからもう一つは、オンラインもやはりスマホだけじゃなくて、ほとんどはスマホですから、スマホで勉強を教えるといったって、はっきり言って大学生でも難しい、これは。ですから、パソコン持っておりませんので、ですので、そういう家庭の子供たちにどういうふうに、この厳しい状況がもし続くとすると、教育機会を与えるかというのはもう一つやっぱり踏み込んだ検討が必要になってくると思います。
 ですので、居場所の変化というのは、そういうアウトリーチが必要、オンラインが必要、それからリアルなやはり子供たちの関係性をつくるというこの三本立てがどうしても必要になってくるということになるだろうと思います。

発言情報

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発言者: 青砥恭

speaker_id: 33649

日付: 2022-02-02

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会