上鹿渡和宏の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(上鹿渡和宏君) ありがとうございます。
ここは先ほど少しだけ説明したんですけれども、里親というその家庭に行けばこうなるというわけではないんですね。里親養育の質が担保されている状態のところです。何を、じゃ、もってして担保されているとか、いい養育というかというと、これもちょっと資料には入れましたけれども、安定した愛着関係を持てるかどうかというところですね。
国連のガイドラインも、それを基にしながら、それが保てる家庭養護へという話にはなっているんですけれども、いろんな違いが施設養護と家庭養護でありますが、子供からして一番大事なところというのは、この愛着の安定性というところになるということなんですよね。
それはやっぱりすごく大事なことで、これから里親の数は増えていくわけですけど、しかもこれまでと違うのは、短期間で親元に帰すという子供たちも増えてくることになります。今まではそういった子たちというのは施設で見ていたんですね。
大体、日本の里親というのは、養子縁組のイメージもありまして、親と余り交流がない子供たちが里親の元に来ていたというのがありまして、余り、十八歳までずっといるとかそういう感じが多かったんですが、これからというのは、乳幼児で七五%も上げていきますと、もう半年後とか一年後、二歳までには帰るというような子たちが来ます。そうすると、その別れを想定しながらすごくかわいがるという、かなりこれは実は厳しい話だと思うんですよね。なので、そこをどういうふうに支援していくか。そこをちゃんと支援し切らないと、やっぱり最後悲しくなるのは嫌なので、少しそこを甘めにするというか、余りかわいがっちゃうとこの子にとってもかわいそうだし、私たちもみたいなところで、緩めてしまう可能性があるんですね。
そこを、でも一番大事なのはこの愛着のところですということで考えてもらい、それを支援する、これが本当に必要で、フォスタリング機関の方もそれを第一に考えながら、その別れのところに向かっていくフォローもしながら、また、別れた後ですね、子供がいなくなった後のフォローもしながら続けていくということがとても大事かなと思います。