上鹿渡和宏の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(上鹿渡和宏君) ありがとうございます。
 十九ページのこの図ですけれども、二歳となっていますが、これルーマニアの状況でということと、あと、二歳というところで一番明らかな差が出たというだけで、実は、早ければ早いほどいいということが言われています。ほかのイギリスのチームなんかは、養子縁組した場合だと半年というところで、までが良かったとかですね、早い分にはもっといいというのは共通したところですね。
 いただいた御質問の海外と比較したときの乳幼児の里親、これ乳幼児の里親に限らず、里親というところで日本で今不足しているところというので考えますと、フォスタリング機関というものの、今つくろうとしているわけです、この財政的な安定性ですね、これが今のところないんですよね。これはずっと言われていて、施設というのは措置費という形でしっかりした安定した財政基盤の下に展開できるんですけど、今のところフォスタリング機関というのはそういうのがない。ただ、今度、来年度のその改正の案の中では、これからこれが主になっていきますので、きちんとこれを児童福祉施設という位置に位置付けて、第二種の方で位置付ける形でそこを安定しようという案が出されていますので、これを是非しっかりと通していただいて、まず安定させていただくと。
 その上で、あとはそこで関わるソーシャルワーカーですね、これも実は物すごく不足しています。今のところ、先ほどの施設の多機能化ということも絡めて、施設でケアを、子供のケアワークをしていた方々が短期間の研修を受ける形でそういったソーシャルワークをする、ケースワークをするという形を取ったり、NPOの方でやる場合はまた社会福祉士等を持っている方がそういった研修を受けてやるということで、何とかその場しのぎで今急遽つくっていっているという状態です。
 国も厚労省の方で民間に委託する形で三日ぐらいの研修をしていたり、あと、日本財団が立命館大学や日本福祉大と一緒になってそういうコースを半年ぐらいでつくったりして、何とか今取り組んでいるんですけど、これもっとしっかりしたものをつくっていかないとならないと思います。
 大学でなかなか養成もしてこれなかったもので、これはもう施設が主で来た日本の状況ですので、この里親の支援というのを実際どうするのかというのがなかなか教えられる方もたくさんはいないし、そういう場もないというところですので、これをしっかりしたものをつくっていく。国家資格の話なんかも出ているわけですけど、このフォスタリング機関の人材というところは本当に大事な問題で、ここを何とか解決するということをお考えいただけたらと思っています。
 ありがとうございます。

発言情報

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発言者: 上鹿渡和宏

speaker_id: 33264

日付: 2022-02-02

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会