今村久美の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(今村久美君) ありがとうございます。
 私たちも保護者への支援というのはとても大切な観点だと思っています。
 お二人の参考人のお話は、地域に根差してというところで取り組まれているというところ、本当にすばらしいと思いながら聞きつつも、あえての発言なんですけれども、私たちのところに相談が来る、特に地域のコミュニケーションがすごく厚い地方の地域の御家庭からよく聞くのが、地域の目、地域の例えば民生委員さんとか地域の方にこそ、うちが不登校の子供がいるということをばれてはいけないという意識を持ってしまうということで、オンラインだからここに来れたという声を本当にたくさん聞くんです。
 とにかく、特に地方においては不登校になるなんて親として失格というような、そういう考え方がまだあったり、地域の人だけではなくて、やっぱり一番は、夫の家族とか同居している方々から母としておまえが悪いんじゃないかとか、そうやって言われて本当に苦しんでいる方がたくさんいるという感覚があるので、地域で重層的な支援をしていくということと同時に、オンラインだから相談できるという、まあ特に今の若いお母さんたちの世代を支えるような仕掛けも同時に充実させていくということで救われてくること、そしてそのオンラインの支援者が地域にリファーしていきながら、地域の支援者と手をつなぎながら、こっちの声掛けこうするからそっちでこういう家庭訪問してみてくださいみたいなことを一緒にやれるというのが保護者の支援としてとてもいいのかなと思っています。
 虐待、この二十ページの方に虐待の兆候を発見したケースというのを書かせていただいたんですけど、虐待とかネグレクトというのは本当に結果なんですよね。孤独の結果、お母さんたちの孤独と苦しさの結果であるということがすごく多くて、最後、もうどうしようもなくなって声を上げてしまったとか、子供と自分との間の中でもうどうしようもなくなっちゃったときに発動するもので、それを通報して取り締まっていても問題は解決しないので、お母さんを抱き締めてあげる仕組みといいますか、特に一人親で育てていらっしゃる方々にはできるだけみんなで伴走して、その上で子供たちが安心して学べる環境をつくっていくのが重要だと思っています。
 そして二つ目なんですけど、養護教諭の先生方はとってもこの不登校のお子さんたちに対して頑張っていらっしゃるなという感覚があります。学校の中で養護教諭さんとか心理職の方とかって、やっぱり教育のロジックじゃない視点で子供たちに関わっているので、子供にとってはすごく居場所と感じやすかったり、指導じゃないというところがすごくいいんですけれども、パンクしているというのがコロナ禍、感じているところです。皆さん、別室登校が、別室登校なら行けるという子が保健室に行っていたという子も今まで多かったんですけど、コロナで二人までしか無理ですとか、やっぱりそういったことも起きているので、養護教諭の先生を拡充するという考え方はすごくいいと思いました。
 十九ページの方に、提案の中に盛り込ませていただいたんですけど、私は、養護教諭とか時給五千円も掛かる公認心理師とか、そういった専門職の方じゃなくても、もっと、准専門職でいいので、斜めの関係と呼んでいるんですが、そういうふわっと学校にいるいろんな人が学校の中で支援職になっていく、養護教諭の先生方とチームを組んでふらふらするような大人たちが学校にもっと出入りするようになるといいなということを同時に感じています。

発言情報

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発言者: 今村久美

speaker_id: 11228

日付: 2022-02-16

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会