畔蒜泰助の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(畔蒜泰助君) ありがとうございます。
 プーチン大統領ですね、核を使用する可能性だとか化学兵器を使用する可能性というの、こう言われていますよね。今の戦況を考えると、こういうシナリオが恐らく考えられて、まず、今、ロシアとしては全体として戦況うまくいってないわけですね。元々キエフを陥落をさせて親ロ派の政権をつくるということを想定していたんだと思うんですけど、恐らくもうそれは難しいということで、今、東部に戦力を集中して、できるだけ東部を占領した上で、一定のある段階で勝利宣言をすると、というのが基本的な今のシナリオ。
 まあ一つのターゲットとして今言われているのが五月九日というふうに言われていて、五月九日、どういう日かというと、対独戦勝記念日なんですよね。毎年この日に軍事パレードをモスクワでやるんですけれども、先ほど申し上げたとおり、プーチン大統領の今回の戦争と実は第二次大戦の歴史観というのは実は密接にリンクをしていて、ということもあって、まあ五月九日というのが、今後何か一つ焦点になるとしたらこの日は注目しておくべき。
 ただし、必ずしもロシアが思うとおりに、ロシアが思うとおりに戦況が全部進むとは限らないですし、最近はアメリカ側もウクライナに対して、今まで提供してこなかった旧ソ連製の戦車ですね、供給するということですが、これは明らかに、東部の戦線が展開する中で、それに対抗するという思惑があるんだと思うんですね。
 そういう中で、今、戦況、展開しているわけですけれども、仮に、ロシア側がもし戦況をなるべく早く自分たちに有利なようにしたいというふうな焦りのようなものが仮にあるんだとしたら、私は、核兵器が使われるというのは、ちょっと想定、今のところし難いんだと思う。ただし、化学兵器が使われる余地というのは、ちょっと若干低いので、まあ既にシリアとかもう使われていますので、その可能性は完全には排除できないのかなというふうに考えています。
 で、原子力発電所ということなんだと思うんですけれども、恐らく私の理解では、ミサイルが本当に飛んでくると、ミサイルに直撃されるということになった場合は、それは相当クリティカルな事故になるんだろうと思います。ただし、今回のウクライナでの出来事を考えたときに、一時、もう何かロシア側が、要するにチェルノブイリとかいろんな原発を占拠して、何かもうあたかもこれを爆破するんじゃないかみたいな報道もあったわけですが、実際には、基本、戦争をやる上で、都市を占領する上では、そのそれぞれの重要インフラを確保するというのは戦闘の定石ですので、それを恐らくやったということなんだと思うんですね。その過程で、要するに銃のようなもので多少の抗戦があったということですよね。恐らく、今の私が理解するところ、原子力発電所の構造とかを考えたときに、銃がばんばんばんってやり取りをしたぐらいで何かクリティカルな事故が起こるということは恐らくないんだろうと思います。
 ただし、先ほど申し上げたとおり、ミサイルが飛んでくるというようなことになったらまた別の対処をする必要があって、それは何らかの、例えば地対空ミサイルを配備するとかという、そういうことは必要かもしれないですけれども、今回ウクライナで起こった事象だけを考えたときには、今の日本の状況は何かそれでクリティカルな問題が起こるということではないんじゃないかと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 畔蒜泰助

speaker_id: 34552

日付: 2022-04-06

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会