小山堅の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(小山堅君) 御質問ありがとうございます。
 一点目のそのガスの場合の代替というのがあるのかどうかという部分について、率直に申し上げると、代替が本当にないので物すごく厳しい状況にならざるを得ないというのが今の私の見立てでございます。
 もし仮にロシアの天然ガス供給がこれから先の事態の中で供給支障が起これば、この欧州のガス市場、それからそれに釣られたアジアのスポットLNG市場が一旦四百ドルを超えると申し上げたんですけど、それ以上に上がりそしてそれがかなりの期間続く可能性を我々は、何というんでしょうか、覚悟しておく必要があるのかもしれないというふうに思っています。
 短期的に、全ての例えばLNGの設備は基本的にはほぼ一〇〇%で運転していますので、じゃ、すぐ何かどこかで増やしてくれることができるのかというと、ないわけでございます。しかも、石油と違って、LNGの場合は備蓄も余りこのコストが掛かりますからないということで、その危機が起きたとき、有事の際には代替供給源を見付けるということができずに、そしてその中でみんなが取り合いをしなければいけないというような状況に陥る、これが今回一番心配なところで、しかも、それがあった後、供給拡大がしばらくやっぱり時間が掛かりますから、今年いっぱいとかあるいは来年とかそういう時間軸でもガス市場はかなり厳しくなる可能性があるかなと私は考えております。
 ただ、その中で、比較的これから先、特にLNGの供給拡大が期待できるのは、私はやはりアメリカなのではないかというふうに思っています。この一、二年見ても、世界のLNG供給の拡大のほとんどは実はアメリカでございました。その点において、ここから先もアメリカにおいて期待をしたいというふうに私は思っております。
 それから、二番目の御質問でございますけれども、これおっしゃるとおり、シェールの場合はやっぱりファイナンスをどう付けていくのかというのも重要でございます。と申しますのは、この開発事業者がどちらかというと割と中小規模の零細な事業者も多く、そのファイナンスをしっかり確保していくということが大変重要でございました。
 ただ、その点、実は、やはり原油価格が上がった、そしてしばらくこれは高そうだという見通しが来ることによってその面のファイナンスは比較的改善していると私は思っておりまして、そのために、実は今年のアメリカの原油の生産量は前年比で百万バレル以上増産されるというふうに私は見ています。これはひとえに価格高騰の効果で、これから先、価格が高く続く限りにおいてアメリカのシェールオイル開発というのは進むんではないかというふうに私は思っております。

発言情報

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発言者: 小山堅

speaker_id: 14740

日付: 2022-04-06

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会