小山堅の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(小山堅君) 御質問ありがとうございます。
 今お話があったとおり、その二〇三〇年という目標というか問題を考えますと、私どもエネルギーの問題を考えている者にとって、実は残り八年というのはある意味でいうとあっという間の時間でございまして、二〇五〇年カーボンニュートラルとなると、いろんな投資をしていろんなことをやって相当構造を変えていく時間があるんですけれども、あと八年では何ができるのかというと、もうかなり実は見えてきている部分というのがあるというふうに私は思っております。
 もちろん、今回のエネルギー基本計画のミックスの中にあるとおり、御指摘のあったとおり省エネも大変大事で、前の目標よりも二割も省エネをもっと増やすということになっています。それから、再生可能エネルギーの目標は、その前の目標であるところから一〇ポイント以上上げて三六%から三八%まで上げていく。そして、この先ほど申し上げた八年という時間軸を考えると、太陽光で何とか頑張ってもらうというのが今回出してきた一つの解でありました。もちろん、もっと長期的に言うと、洋上風力とかそういうのがどんどん入ってくる、そういうことも期待できるんですけど、この八年間の間だったら恐らく太陽光に相当頑張ってもらわないといけないだろうというふうにやっぱり見えているわけです。
 そこで、その原子力でございますけれども、その再稼働という観点で見ますと、これはその安全性が確認された原子炉のというこの枕言葉というか前提が付くんですけど、既にある設備をどう使うかというふうに見ることができるわけです。
 先ほど私、ヨーロッパでフランスで新しい計画が出てきましたというふうに申し上げたんですが、これは新設をする、全く新しいところに造るという問題と、日本の場合は、今あるインフラ、これを安全性が確認された上で運転していくということによってCO2排出削減とそれから自給率の向上に資すると、その意味において重要性は高いのではないかというふうに私は考え、申し上げたということでございます。
 あともう一つ、先ほど御指摘があったIEAでは、例えば原子力は減って再エネが増えていくという将来ではないかという御指摘があったんですけれども、例えばIEAの見方でも、カーボンニュートラル、世界全体でゼロエミッションにするというような絵を描く場合にはやはり原子力も増やさざるを得ないという、増えるという姿になっているというふうに私は理解しております。もちろん、そのネットゼロを描く世界の中で、IEAの見通しでも再生可能エネルギーが大幅に増えていく、これはもう間違いないところでございますが、やはりまさにカーボンニュートラル、ネットゼロを描こうと思ったら、ありとあらゆる脱炭素化、ゼロエミッションの技術というのを総動員していかないとそこに到達しない、それは水素とかも含めたイノベーションも全部入っていると、そういう姿になっているというふうに私は理解しております。

発言情報

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発言者: 小山堅

speaker_id: 14740

日付: 2022-04-06

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会