石塚伸一の発言 (法務委員会)
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○参考人(石塚伸一君) ありがとうございます。
この議論は、刑法学会で、先ほど申し上げた刑法改正と監獄法改正問題について激しく議論をされました。刑罰の執行の際に積極的に関わっていくべきか消極的か、すなわち拘禁されている人に処遇を強制してもいいのかどうかということです。法的な義務がないのであれば、刑務所側は何にもしなくなるよというお話でした。そうなっては困るということを私どもは四十何年ずうっと考えてきました。
しかし、今の日本の矯正とか更生保護、そしてそれを取り巻く環境というのは、何にもしないなんということはない時代になっているというふうに思います。再犯防止推進法という法律ができて、各地方自治体についてもそのための施策を講ずる義務があります。いろいろな地方公共団体で既に条例を作られたり、実施施策を講じたりしておられます。みんなが、多くの人がこんなに一生懸命再犯防止について考えている時代はありません。司法福祉という言葉もありますが、福祉の中に、司法の中にいる人たち、刑務所の中にいる人たちは貧しい人たちやハンディキャップを持っている人たちが多いという現実がありますので、その人たちに刑罰の枠組みではなくて福祉の手法でアプローチしようというのが現在の流れに日本はなっています。
そういう中で、ここであります例えば社会復帰であるとか特別抑止とかということを刑罰の目的の枠組みでやるんではなくて、刑罰の外側で、刑罰と同時で、同時執行でやるんだとすれば、同時進行でやるんだとすれば、執行の段階あるいは釈放された段階で本人の意思を尊重しながら実施していくことがより効果的であるというふうに考えます。
以上です。