天野妙の発言 (予算委員会)
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○参考人(天野妙君) 基本的には所得制限を全て撤廃してほしいと考えています。ただ、政府の財政状況を鑑み、全部を撤廃するのは困難で一部残ってしまうということであれば、今、矢田議員がおっしゃられたように、きめ細やかな制度設計に変更していただきたいです。
例えば現状、高校の無償化では五百九十万円の世帯収入が五百九十一万円になると、崖から突き落とされるように年間四十万の給付が十二万円になります。これを一言で申し上げるならば、制度設計が雑と言わざるを得ません。兄弟の数や障害の有無、継承した資産、介護の有無などで家庭の状況は千差万別。なので、制度設計は、崖ではなく緩やかな坂道にしていただきたいと考えます。行政は親子のデータも所有していますので、現在進行中のデジタル庁を軸とした様々な省庁との連携でこのような設計ができるのではないかと期待を持っております。
そして、更に申し上げるならば、施策の軸を子供ファーストでお願いしたいと考えています。創設させるこども家庭庁のコンセプトは、子供の最善の利益を第一に考え、子供に関する取組、政策を我が国社会の真ん中に据えて、子供の視点で、子供を取り巻くあらゆる環境を視野に入れ、子供の権利を保障し、子供を誰一人取り残さず、健やかな成長を社会全体で後押しする、こどもまんなか社会だと伺っています。
これは、親の収入や兄弟の数などで子供たち一人一人の選択が制限されることなく、全ての子供たちが持つ学ぶ権利と育つ権利を大切にする意味だと思っております。是非、この全ての子供を大切にする子供ファーストを軸に施策の検討をいただき、早急に実行いただきたいというふうに考えています。
よろしくお願いいたします。