池上清子の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)

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○参考人(池上清子君) 御質問ありがとうございます。
 これ、とても重要な保健医療の分野では課題となっております。つまり、アフリカといって一くくりにくくれない部分というのがかなりあると。例えば、ヨーロッパというと、それは一つにくくりやすい。一方、アフリカはもう全然そういうことはできない。やっぱり国別にそれぞれのニーズに対応するということが本当に必要だと思っています。
 そのニーズに対応するというときに、何を視点として考えたらいいかというと、やはり人材がきちんといるかどうか。アフリカの場合、ブレーンドレーンといって、せっかく医学部で医者になったのに、また、例えば産油国の方に行って、お金、出稼ぎに行ってしまうとか、その次には、例えばロンドンとかパリとかに行ってお金稼いでいるとか、そういう人たちが結構いるんですね。そういう人たちがもし自分の国に全部帰っていたら、それぞれのアフリカの国はもっと保健医療のレベルは上がるはずなんですね。
 じゃ、その人たちがなぜアフリカでずっと仕事をしたいと思わないのかというふうなところにやはりもう一度立ち戻って考えなければいけないのかなというのは常々考えております。そのためには何が必要かというと、本当にお給料の額だけではなくて、やはりやりがいというか、きちんと一人一人の政策提言ができるとか、それから保健医療のシステムが改善できるとか、目に見えてできることというのが一人一人が実感できれば、多分また皆さん、アフリカに専門家として戻っていらっしゃれるのではないかなという気がいたします。
 ありがとうございます。

発言情報

speech_id: 120815359X00720220422_034

発言者: 池上清子

speaker_id: 13156

日付: 2022-04-22

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会