2022-04-22
参議院
榛葉賀津也
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
榛葉賀津也の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○榛葉賀津也君 国民民主党・新緑風会の榛葉賀津也と申します。
今日は、両参考人、大変示唆に富んだ御指導賜りまして、心から感謝申し上げたいと思います。
TICADという言葉はもう大分耳に慣れましたが、言うまでもなく、アフリカ開発に関する東京国際会議の英語略の頭文字を取ったのがTICADですけれども、実は、当時事務次官であった薮中三十二さんが、もっと分かりやすく日本・アフリカ・サミットにしたらどうだという提唱が当時ございましたが。まあ日本人、こういう略称好きですから、TICADが、自然に、もう八回までやってまいりましたが、子供から万人に、やっぱりアフリカに目を向けようという趣旨を考えると、日本・アフリカ・サミットという、少しべたかもしれませんが、分かりやすい表現というのもとても大事なのではないかと思っています。
私は第三回TICADから国会議員として携わらせていただいて、あっという間に第八回まで来たのかと感無量でございますが、当時は、議論をする以前に、約束の時間に人が来ない、夜の会食は十人しか席がないのに六十人家族を連れてやってくるとか、ホテルの部屋があの国よりなぜ俺たちが下なんだといって文句を言うというふうに、現場は相当苦労しました。
そこから、ただ、七回、八回と回を重ねるに準じていろんなそういうことも変わってきた。これそのものが大きな変化というか進歩というか、醸成されてきたんだろうなと思いますし、中身も日に日にというか、毎回、回を重ねるごとに濃いものにアップデートされているということは大変うれしく思っています。
今日は、先ほど池上先生がおっしゃったように、アフリカといってもとても十把一からげにできる問題ではないので、私から少し全体のお話を両先生からお伺いしたいんですけれども。
例えば、クーデターや紛争でいわゆる政権のレジティマシーが危機に陥ったり、自由、民主主義、法の支配といった我々の価値観とは全く違う政権ができることが間々あります。その際に、国家として、今でもやりますけれども、援助を止めたり、援助に携わる人間を引き揚げたり、これは外交戦略上当然のことかもしれませんし、援助には税金も入っていますから、納税者、国民への説明責任を考えるとこれも当然のことかもしれませんが。
他方で、こういった政権のレジティマシーが危機に陥った国だからこそ、そこに住む罪のない市民たちをどう国際社会が政権と切り離して救っていくのか、これ大変難しい問題かもしれませんが、ここ、いつも私、ジレンマに悩まされるんですよ。
アフリカでもこのような国が幾つかございますし、アジアでも、日本にとって大変特別な国であるはずのミャンマーにおいて政権が軍事クーデターによって替わったことによって、今JICAも活動ができない、援助もできない。しかし、そこに住んでいらっしゃる市民には何の罪もなく、本当に、医療・保健分野を含めて、人権問題においてもSOSを発しているにもかかわらず、国際社会がそこに手を差し伸べられないでいると。
この問題についてお二人の先生方はどのようにお考えになるのか、それと、そのためにも日本発の国際NGOをどう国としてバックアップして守り育てていくのか、この二つについてお伺いしたいと思います。