定光裕樹の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。
まず、LNG市場は、過去の油価低迷と脱炭素化の影響により上流投資に滞りが見られておりまして、需要がいっとき増加すれば逼迫のおそれがございました。加えて、昨年の秋頃からヨーロッパを中心にLNG、天然ガスの需要が伸び、そこに今年の二月からロシアによるウクライナ侵略が始まりまして、ロシア産天然ガスの代替を求める動きが重なりました。これによってLNGは世界的な争奪戦になっているというふうに認識してございます。
最近でも、オーストラリアによる輸出規制で供給不安が広がったり、アメリカやマレーシアでのLNG関連施設で生じたトラブルによりまして、アジアのスポットLNG価格も高止まりが続いている状況でございます。
特に、今後数年は、IEAの方でも指摘してございますが、欧州のLNGの受入れ能力が拡大していくことで、世界のLNG需給はより一層逼迫するということも予想されております。
LNGは上流開発を開始してから供給が開始されるまで通常三年ないし五年掛かるとされておりまして、今後も中国などを含めて需要が伸び続ければ、新規の供給、これはカタールやアメリカが想定されておりますけれども、などからの供給が開始される二〇二〇年代後半まで需給の逼迫が継続する可能性もあるというふうに想定してございます。