野村哲郎の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(野村哲郎君) 今、寺田委員がおっしゃいました、そういうような現象がいつからかというのは、もう全く私も分かりません。分かりませんが、徐々にそういう方向に行ったことだけは間違いないと思いますんで、いつからかという、あえて言えば日本の経済が高度成長に入ったときに農村からどんどんどんどん人口が吸収されまして、その頃が多分分岐点じゃないか、なかったのかなというふうに思いますが、明確にお答えするのはなかなか困難でありまして、今おっしゃいました基幹的な農業従事者は二百四十万人から百二十三万人ということで半減しております。また、農地面積も四百八十六万ヘクタールから四百三十五万ヘクタール、一〇%減少しておりまして、大変そういう意味では厳しい状況が、今検討していただいております基本方針の中でも学者の先生方からもそうした指摘を受けております。
多くを占める個人経営体でありますが、稲作と、それからさっき話がありました果樹を中心にこれは高齢化が進んでおります。しかしながら、畜産なり施設園芸では比較的に若い人たちが残っているということで、一概に、平均年齢六十八歳とか言われておりますけれども、しかしながら、私は、今役所でも申し上げておるのは、作目によってちょっとこの分析をしてみないといけないし、あるいは地域によってもそういったような傾向が出ているんだろうというふうに思います。
それは、東北から出ておられました我々の大先輩の加藤紘一先生が鹿児島にお見えになったときに、集会で、おい、何でこんなに鹿児島は若い連中が多いんだよとおっしゃるものですから、そしたら先生のところは年寄りですかと言ったら、うちはもう七十歳以上しか集まらないよと、こんなお話でした。それはもうやっぱり水稲を中心にしているところはそういう状況だと思います。ただ、私どものところはやっぱり畜産なり施設園芸なりがあるものですから若い人たちも来るということでそういうやっぱり年齢差が出たのかなと、こんなふうに思っております。
したがって、私は、今まさに、先生おっしゃいましたような時期に差しかかっておるのでターニングポイントだと、今年はターニングポイントで、日本の農業の構造を変えないと、これはもうこれから先、子や孫にひもじい思いをさせてしまうよということを口を酸っぱくして申し上げておりまして、そのためには、生産基盤の強化、あるいは農業者のそういう若い人たちの育成なり、そして今度は我々の方なんですが、そういった農業経営をしっかりと支えられる政策を進めていかなきゃいかぬと、こういうことを思っているところでございます。