赤池誠章の発言 (文教科学委員会)

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○赤池誠章君 自由民主党の赤池誠章でございます。
 我が国が抱える課題の根幹は何か。私は、昨年の参議院決算委員会でも指摘しましたが、国家意識の欠如にあると思っております。戦後、国家は悪として国家という言葉自体すら忌避する傾向が続き、その潜在的な影響力は計り知れないと感じています。それゆえ、私は、自分の国を、国家意識を国民全体で共有すべく、我が国は長い歴史と伝統文化を有し、かけがえのない存在であるという認識の醸成に取り組んでまいりました。
 本年二月二十四日以降、ロシアがウクライナ侵略をし続けています。我が国の改正教育基本法にある他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与することとは真逆の行為であり、民主主義と専制主義との闘いという構図で捉える向きもあります。我々が当たり前だと思っている他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与することが当たり前ではないというこの厳しい現実から目を背けてはならず、守るべきものは守るために自分の国という国家意識を醸成しておかなければならないと思っております。
 隣国ロシアだけではありません。北朝鮮はミサイル発射をかつてないほど繰り返し、チャイナにおいても習近平体制が三期目、二〇二七年まで延長され、軍民融合の独裁体制が強化されました。両国はロシア同様に専制主義国家とされており、我が国を取り巻く安全保障環境はますます厳しくなっています。宇宙やサイバー空間等の新たな安全保障領域も出現し、課題も広範化、多様化してきております。危機に陥って初めて国家の重要性を認識するなどと手遅れにならないよう、我が国が置かれた厳しい現実を直視し、国家意識を持って今後に備えることが求められております。
 文教科学分野というのは全てに関わる基礎のようなものであるにもかかわらず、御承知のとおり様々な課題が山積しております。この課題解決は我々の仕事でもあるわけですが、目の前の部分的、対症療法的な課題解決の積み重ねに終わってはならず、やはりその根底には、人格の完成とともに、真に国家、社会の形成者の育成につながっているかという大本を忘れてはならないと思っております。
 第一次安倍政権で改正した教育基本法にあるとおり、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備え、伝統を継承し、我が国の未来を切り開く、我が国と郷土を愛する、そして他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する人づくり、まさにこれに尽きると思います。改正教育基本法以来十四年間にわたって道徳の時間の特別教科化を始め学習指導要領の見直しもしてきているものの、まだまだ道半ばだと感じております。
 以上のような根本、根本的な思いの下に、本日は、永岡桂子文科大臣の所信的演説を踏まえ、我が国の文教科学政策の現状と取組についてお伺いし、改めて課題の受け止め方を考えたいと思います。
 まず、今般の旧統一教会問題をめぐって、国民の政治、そして政府・自民党への不信が広がっております。自民党では、ガバナンスコード、統治指針を改訂して、今後関係を絶つことは明確化しました。
 そもそも、今般の問題の根底には宗教法人法の問題があると思います。宗教法人法とは何か、そして、今まで大量殺人を犯したオウム真理教や詐欺罪に問われた明覚寺が同法に基づいて解散となったわけですが、国家と宗教の関係、そして旧統一教会に対して同法に基づきどのように対応するのか、全体状況の整理も含めて文化庁の見解を伺います。

発言情報

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発言者: 赤池誠章

speaker_id: 5194

日付: 2022-10-27

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会