西村康稔の発言 (経済産業委員会)
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○西村(康)国務大臣 御指摘のように、化学産業は、雇用約百万人を抱えておりますし、製造業のGDPの約一割を占めるということで、日本経済を支えるまさに屋台骨ということであります。国内、川上から川下産業、自動車産業などへの素材供給を通じて、製造業全体の競争力の基盤となっているところであります。
一方で、御指摘のようにCO2を多く排出する産業でありますので、世界に先駆けて技術革新に挑戦することで、今後創出されるグリーン市場の獲得につなげていくこと、GX実現に当たっての最大の課題の一つと考えております。
化学産業のカーボンニュートラル化に向けて、廃プラスチックやCO2などを基礎化学品の原料に用いる製造プロセスの確立とか、エネルギー転換を進めていくことが必要だというふうに考えております。
経産省として、もう既に、こうした製造プロセスの確立に向けて、グリーンイノベーション基金を活用して、廃プラスチックやCO2からプラスチックを製造する技術開発を実施をしておりますし、私も、地元兵庫の企業を視察をさせていただきましたけれども、微生物によってCO2からプラスチックを作るという、そうした生産技術の開発、実証を行っておりますし、今御説明ありましたけれども、補正予算で、まさにバイオ物づくりということで、三千億円を計上しているところであります。
エネルギー転換対策としても、山口県の周南市のコンビナートの対応を視察をさせていただきましたけれども、ナフサを分解する電源にアンモニアを活用する、そのための技術開発とか、あるいは、化学産業が多く保有しております石炭火力自家発電、この設備におけるバイオマスの混焼発電の実証など、化石燃料から燃料転換に向けた取組を支援をしているところであります。
そして、今回のGX経済移行債を活用した支援についても、その要件を満たせば化学分野も対象となり得るということでありますので、御指摘のように、スピード感を持って、産業競争力強化と排出削減両立に向けた取組、この業界の本当に真剣な取組を、研究開発のみならず社会実装も視野に入れて、政府としてしっかりと後押しをしていきたいというふうに考えております。