林芳正の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(林芳正君) この核兵器不拡散条約、いわゆるNPTでございますが、これは、米国、ロシア、英国、フランス、中国の五か国を核兵器国とし、核兵器の保有を認めた上で、核兵器国の核軍縮に向けた交渉の義務、そしてそれ以外の非核兵器国については、核兵器を保有することとならないようにする不拡散の義務等定めておりまして、国際社会全体として核軍縮・不拡散を進めていく枠組みでございます。
そして、同条約には核兵器国と非核兵器国双方の百九十以上の国・地域が参加をする核軍縮・不拡散における国際社会の最も基本的な枠組みでありまして、国際的な核軍縮・不拡散体制の礎石であると考えております。
今御指摘のあった私の発言は、こうしたNPTの意義や重要性を踏まえたものでございます。従来からの核軍縮をめぐる国際社会の分断に加えまして、ロシアの核兵器による威嚇、また北朝鮮の核・ミサイル開発等によって国際安全保障環境が一層厳しくなる中で、核兵器のない世界に向けた道のり、これ一層厳しさを増しております。
しかし、こうした中だからこそ、核兵器と、核兵器国と非核兵器国との双方が参加し、核兵器国による核軍縮交渉の義務を定めておりますNPTの維持強化、これがこれまで以上に重要になってくると考えます。今般の核軍縮に関するG7首脳広島ビジョンにおきましても、核軍縮を追求するための基礎としてNPTは堅持されなければならないと、ここを記載をいたしました。
NPT維持、NPTの維持強化に向けて、G7首脳広島ビジョン、これを強固なステップ台としつつ、ヒロシマ・アクション・プランの下での取組、これを一つ一つ実行していくことで、現実的で実践的な取組を継続、強化してまいりたいと考えております。