尾上定正の発言 (外交防衛委員会)
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○参考人(尾上定正君) 松川先生、ありがとうございます。
今の新しい戦い方は、宇宙、サイバー、電磁波に象徴されるように、あるいはドローンですとかAI、こういったものに象徴されますように、従来の軍事産業が持っていた技術を超えた、民間企業が開発する新しいイノベーティブな技術に依存するところが非常に大きいというのが実態です。
また、ロシアが使用している、ウクライナの人たちを殺傷している無人航空機、こういったものには、日本のバッテリーですとかあるいはモーター、そういったものが使われているわけなんですね。なので、こういったものをどういうふうに規制していくかということももちろん必要なんですけれども、やはり民間が持っている両用技術をいかに軍事的に評価をするかということが必要かなと思います。
そのためには、やはりその運用に習熟した自衛官ですとか、あるいは防衛技術の専門家、それと民間で防衛とは余り関係のないところでそのような革新的技術の研究開発にいそしんでおられる技術者の方々が一緒になって、まずは、何というんですか、交流をする場というんですかね、それが必要かと思います。
私の先ほどの御説明の中でDIUというお話をしましたけれども、アメリカにはDARPAという組織もございます。防衛省は先進技術研究開発に携わる防衛装備庁のセンターですとかありますので、そこに民間の方々を招く、あるいは自衛隊でその研究開発に携わっている人たちが民間の方に自ら出かけていって交流する場を持つというようなことが必要かなと思います。
大学の中にも、アメリカの場合、マサチューセッツ工科大学に空軍のリサーチラボの出先機関があって、そこで三十人ほどの研究開発をする軍人が学生たちと一緒に、AIの研究開発を一緒にやるといったようなことがもう現実に行われているわけなんですね。
したがって、まずは、そういう運用者と研究開発者の交流をする場を、既存のセンター、組織ですとか、そういったものを利用しながら拡充していくと。行く行くは、やはり民間でそういったことを扱うシンクタンク、技術を扱うシンクタンクですとか、またDARPAのような機関の新設といったことも必要かなと思います。