尾上定正の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(尾上定正君) ありがとうございます。
 移転の妥当性は、やはり目的によるんだと思います。ウクライナに対していろんなものを日本は支援をするということで、車両とかも新たに提供しますということを岸田総理はおっしゃられました。これは、明らかに侵略を受けている国に対して、自国を守る、自分の国民を守るために必要なものということで出しているわけですよね。それがどこまでであれば許されるのかというのは、それはそれぞれの国によって基準は違うと思います。
 アメリカはその中でも一番たくさんお金も、それから装備品もウクライナに対して支援をしているわけですよね。それはやはり国民のサポートといいますか支持があってできる話だと思いますので、私は、なぜ日本がこの装備をこの国に移転しなければいけないのかという目的をしっかりと国民の皆様に説明をして、ここまでであれば日本としてやるべきだと考えるということをその都度説明をしていくということが必要かなというふうに思います。
 私の説明の中で、ロシアの無人機が日本の一般用の、一般民生品を使っているという話がありました。これは規制するのは本当に難しいんですね。今、リスト規制ですとかキャッチオール規制で意図せずにそういう軍事利用されるようなものをチェックをして、できるだけ日本の企業がそういったことに巻き込まれないようにという輸出管理の仕組みはございますけれども、それでも現実はそういう形で使われてしまっているわけです。なので、この際に、防衛装備品あるいは武器と汎用品の区別というものは非常に難しいというふうに思います。
 したがって、そこには、やはり企業が自分のその海外に輸出するものがどういう目的でどういうふうな形で使われるのかということを意識しながら商売をするということも必要になろうかというふうに思いますし、逆に、レピュテーションリスクということであれば、国がそういった目的でこの装備品をしっかりと移転をし、その国をサポートしていくんだと、能力構築支援していくんだということがあれば、企業も安心してレピュテーションリスクを気にせずに出すことができるのではないかなというふうに思います。

発言情報

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発言者: 尾上定正

speaker_id: 24799

日付: 2023-05-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会