林芳正の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(林芳正君) 先ほども冒頭申し上げたとおり、この我が国の安全保障政策は、特定の国や地域を脅威とみなして、これに軍事的に対抗していくという発想には立っておらないということを申し上げたところでございます。
 その上で、まず中国との関係でございますが、これは引き続き、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、諸懸案も含めて対話をしっかりと重ねまして、共通の課題について協力する、建設的かつ安定的な関係の構築を双方の努力で進めてまいらなければならないと思っております。
 そして、ロシアでございますが、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものでありまして、これに対して引き続き毅然と対応してまいります。同時に、漁業などの経済活動といった日ロが隣国として対処する必要のある事項、これにつきましては、我が国外交全体において、何が我が国の国益に資するかという観点、これもしっかり考えながら適切に対応してまいります。その上で、北方領土問題に関しては、領土問題を解決して平和条約を締結するという方針、これは堅持をしてまいります。
 北朝鮮による核・ミサイル開発は、我が国及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないわけでございます。そして、岸田内閣の最重要課題である拉致問題、これは時間的制約のある人道問題であります。我が国としては、日朝平壌宣言に基づきまして、拉致、核、ミサイルといった諸懸案、これ包括的に解決をし、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を目指すと、こういう考えでございます。
 そして、今御指摘のありました国家安全保障戦略でございますが、我が国の安全保障に関わる総合的な国力の主な要素として、まず外交力を掲げているところでございます。我が国の長年にわたる国際社会の平和と安定、繁栄のための外交活動や経済活動の実績、これを糧に、危機を未然に防ぎ、平和で安定した国際環境を能動的に創出するために、力強い外交を展開してまいりたいと考えております。

発言情報

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発言者: 林芳正

speaker_id: 30011

日付: 2023-06-01

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会