井上博雄の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(井上博雄君) お答え申し上げます。
御指摘のとおり、二〇五〇年カーボンニュートラルに向けましては、安定的で安価な水素の供給基盤を構築していくことが極めて重要だと考えてございます。そのため、まずは先生御指摘の二〇三〇年三十円という目標に向けまして、第一歩として、グリーンイノベーション基金から十年間で最大三千億円拠出して、水素のサプライチェーンにおける重要技術に関しましてコスト低減等のための技術開発や実証、まず取り組んでございます。
また、御指摘のとおり、エネルギー安全保障の観点からも、国内における水素の製造、供給基盤の確立、大変重要だと考えておりまして、その第一歩として、福島、山梨、こういったところで国産の水電解装置の大型化、あるいは水素製造効率を高める技術開発、実証など取組を始めると同時に、水電解装置の導入支援も始めているところでございます。
加えて、今後のことを考えてまいりますと、やはり大規模かつ強靱な水素のサプライチェーンを国内外で構築する必要があると考えてございまして、二〇三〇年頃までに商用開始できる事業につきまして、既存燃料との価格差に着目しつつ、事業の予見性を高める支援を検討しているところでございます。
さらに、大規模な需要を創出し、効率的なサプライチェーンを構築するためには、水素を受け入れて供給するための国内インフラの整備も大変重要でございまして、潜在的に大規模な水素需要が見込まれる地域を念頭に、国交省を始め関係省庁とも連携しながら支援の在り方、検討しているところでございます。
こうした取組を通じまして、大規模な水素サプライチェーンを立ち上げ、これに関わる、先生、大丈夫かという御指摘もございましたけれども、まだまだ芽のある日本企業の技術、製品の販路拡大や競争力強化に取り組み、規模の経済あるいはサプライチェーン間の競争を生かしながら、水素コストを低減し、三十円という価格目標の達成、容易ではございませんけれども、しっかりと取り組んでいきたいと、かように考えてございます。