小堀秀毅の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(小堀秀毅君) どうもありがとうございます。今御指摘のとおりだと思います。
やはり賃上げも、大企業先行でありながら、やはり中小企業の賃上げが継続的に行われるかと、これも非常に重要なポイントも含まれているというふうに思っております。このカーボンプライシングというものも含めて、やはり大企業が先行しながら、大企業がその産業におけるサプライチェーン、そこをやっぱりしっかり見える化をして、そして自分たちのサプライチェーンに存在する中小企業をうまく取り込んで、その産業界単位で全体的に賃上げ、それから価格の移転、適正な移転も含めて取り組んでいくことが重要であろうというふうに思っております。
二〇五〇年、先ほど中田先生が言われたとおり、やっぱり二〇五〇年カーボンニュートラルをするというのが一つの目標なんですけど、やはり二〇五〇年、日本がどんな国になっているのか、世界でどんなポジションを取るのかというトータルを考える中で一つの重要なポイントが世界の潮流としてのカーボンニュートラルであると。
ですから、カーボンニュートラルをやるということはまさにビジネスの大きな成長のチャンス、転換期であると。この失われた二十年、日本は残念ながらちょっと地盤沈下をしていたと。これからはやはり人口動態もしっかり対策を打ちながら日本の産業力をどう強化していくかということが重要であり、逆に言えば、カーボンニュートラルをやるにおいては、つい昨年の秋から経済産業省で成長志向型の循環自律経済戦略案というものを練ってまいりました。私もそのデザイン研究会のメンバーとして七回、昨年の十月から三月末まで参加させていただいて、三月末にその戦略案を作り上げたということです。
ここは、やはりサーキュラーエコノミーというのは、まさに企業、大企業、中小企業、サプライチェーン、そして消費者、それを回収する人たち、そういう人たちが全部、生活者、国民生活者が全部巻き込んだ形で回していかないと実現できない。まさにそれは、このGX、カーボンニュートラルと同時並行的に進めていくことによって中小企業もそこに参画していくという形に流れが出てくると思います。
ですから、カーボンニュートラルだけを実行していくというんではなくて、ほかの幾つかの戦略をもやっぱり並行して、そして取り組んでいく、それを横串を通して、時間軸を通して、しっかりそれがどこまで進んでいるかということをチェックしていく、そういうことが非常に重要になってくるんじゃないかなと思いますので、我々としては、カーボンニュートラルについては大企業が先行していきますけれども、サーキュラーエコノミーという観点においては、地域社会等も含めてやっぱり中小企業を早い段階から巻き込み、そして、そこの中でカーボンニュートラルも併せて並行して実現していく、そんな旗振り役を経団連としては是非やっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。