小堀秀毅の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(小堀秀毅君) どうもありがとうございます。
森本先生が言われたとおり、この三十年間、日本、なかなか世界における存在感というのは大分沈下してきたというのも間違いない事実だと思います。やはり、高度成長時代、やはり目標となるのがアメリカ、アメリカを追い越せ、追い付け追い越せ、そして日本がジャパン・アズ・ナンバーワンになったというところから、次、じゃ、どうしていくの、そこのプランを描く前にバブルがはじけて、そして世の中は情報化社会に入っていったと。パソコンが出てき、そしてIT、携帯電話、デジタル化。日本は、バブル崩壊の後の始末、コストダウン等、人件費の削減、似たようなところにどんどん走っていって、本当の情報化社会という目標に向かって進めなかったというやっぱり背景があったと思います。ようやくリーマン・ショック前、大分日本が戻ってまいりましたけれども、ここでやっぱりリーマン・ショックによって、ある意味での先々の不透明感、不安感から内部留保みたいな話が出ていったんじゃないかなと思うんですけど、そこには、やはり中国経済が引っ張っていただきましたから、そこにある程度乗っかっていけばよかったという話だったと思います。
しかしながら、今回、コロナとそれから今回のSDGsがよりクローズアップされてきた。それからウクライナ紛争、ロシアの侵攻によって、やっぱりエネルギーというものに対する自給率をどう高めていくのかということ、エネルギーの安全、経済安全保障、サプライチェーンはどうあるべきかという大きな流れが転換期に来ていると思います。ある意味では今までとは違った大きな転換期、これはSDGsという世界共通の目標、企業もそれにしっかり貢献をしていかないと、パーパスをしっかり掲げてやっていかないと、新たな日本企業が目指す、日本の国が目指す目標が見えたというふうに思います。
日本という国は、やはり勤勉であり、人的質のレベルが平均的に物すごく高い国である、そしてもったいない精神もあるということで、やはり目標が決まればそこに団結して進んでいくパワーというものは、これは諸外国から比べたらかなり高いものがあるんじゃないかなというふうに思っています。
我々も経営陣として、やはり今回のコロナとウクライナの情勢、エネルギー問題も含めて、サプライチェーン問題も含めて、経済安全保障、これを見て、まさにこれからビジネスを拡大していく大きなチャンス、転換期が来たと思っています。そういう意味では、今回のやはりカーボンニュートラル、それからサーキュラーエコノミー、そういうものを含めて世の中の目指すべき社会が見える中で我々はどう取り組むかという非常に大きな転換期。
改めて、過去のテクノロジー、それは昔のやっぱりバイオだとかいろんなテクノロジー、カーボンニュートラルに、我々、私はたまたまケミカル系の会社でございますけど、ケミカル系の会社は、やはり石油化学で培った触媒だとか化学プロセス、CO2をベースにした、原料にした化学プロセスだとかバイオのものもある、触媒みたいなもの、そういうもののテクノロジーいっぱい持っております。だから、これをやっぱり今まではどう発信、発言したらいいのかってなかなか見えなかったのが、目指すべき社会、目指すべきターゲットが見えたということで、そういう資源、資産を有効に活用していける、そういうタイミングに来たというふうに思います。それを国挙げて一致団結して取り組んでいく、産学官合わせて取り組んでいく本当良い機会ではないかなというふうに思っております。
以上でございます。