大林ミカの発言 (経済産業委員会)
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○参考人(大林ミカ君) ありがとうございます。
まさに私自身も森本先生おっしゃっていただいたような懸念抱いております。特に日本の場合は、いわゆる旧一般電気事業者が持っている発電所の割合も非常に大きいわけですけれども、そこの発電所のエネルギー転換がなかなか進んでいないということが一つ挙げられるというふうに思います。そういう中で見たときに、日本全体の自然エネルギーを増やしていくといったようなパーセンテージが低いままであるということがあります。
私自身は、市場の力を利用しながらやはり展開していくことが基本なんだと思っているんですけれども、先生がおっしゃるその国も関与しながらというところに関して言うと、日本はむしろ国の定めている枠組みというのが他国に比べて明確ではないというふうに思っています。
今回の、カーボンプライシングが入っていく、あるいは化石燃料に対する税がもっと強く入っていくということになれば、一つの方向性として、炭素を減らしていきますということが国の目標として設定をされる、さらには、それをやっていくためには自然エネルギーを増やしていく、そういった方向性が示されるというふうに思うんですが、残念ながら今回のGXの中ではまだ化石燃料も一緒にやっていくということですので、なかなかその民間から見たときの投資がそこに進んでいくのかどうかというところが見えない状況が続いているというふうに思います。
経済産業省の方ともよくお話しさせていただくんですけれども、将来は見えないので、日本は自然エネルギー一本足打法は難しいということで、海外の国はそれをもう大宗、八〇%以上、あるいは電力に関しては一〇〇%という目標を掲げてやっていくわけですよね。ところが、日本の場合はまだそこができていないというのがあるというふうに思います。
海外がどういうふうにそれをやってきたかというのは、自然エネルギーの中でもやはりこれから伸びていく、今現在伸びていく電源というのは、市場の中で一番安くなっている太陽光と風力発電、もうこの二本だと思うんですね。それを電力の中で増やしていくために非常に重要なのは柔軟性の確保、御存じのように変動型の自然エネルギーであります。それを市場の中で最大限、一番安いから使うためには、まあ需要も変動しますので、そこを柔軟に調整していく力が必要ということになります。特に海外が力を入れているのは送電網の強化ということだと思います。
私、こういった活動を二十年、三十年やってきまして、ようやく今、自然エネルギー一〇〇%の世界というのがもう目に見える形で実現しそうだなと思っています。それは、再生可能エネルギーが非常に安い電源として市場にあるということ、これが実現してきた。もう海外だと二円とか一円とかキロワットアワーで出ているわけですよね。で、一番最初に使う電源になると。プラス送電網の技術が革新されて、特に特別高圧のHVDCと言われる送電網ですけれども、そういったものがいろいろな、多国間あるいは違うエリア間で導入をされているということ。
もう一つは、先ほど小堀副会長もおっしゃっていたんですが、やっぱり情報革命ですね。それが、送電網と自然エネルギーと情報革命、さらには蓄電池と組み合わさって、変動型の自然エネルギーを大量に安く送電網の中に入れていくような時代が今来ているということだというふうに思います。
そういった観点から……