大林ミカの発言 (経済産業委員会)
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○参考人(大林ミカ君) ありがとうございます。
私自身は、先ほど来申し上げているように、やはりなかなか遅いというふうに考えております。今の政府が考えているカーボンプライシングの取引の仕組みだと自主参加になってしまいますので、企業ごとに不公正が残るということと、あとは、やはり社会全体に対するメッセージ性に欠けるのではないかというふうに思います。
確かに、日本がこういったことをやるのは初めてですので、時間を掛けてという考え方もあるとは思うんですけれども、実際には、日本はもう既に二十年間この議論をしていて、世界ではもう既に規制としてこのカーボンプライシングが導入済みであるということを考えると、日本は、国外からの投資を日本の中に巻き込んでいくこと、あと日本の企業が海外で国際競争力を持って活躍していくことということから考えると、国際基準にのっとったカーボンプライシングの導入が必要だというふうに考えております。
先ほど申し上げましたけれども、私ども、気候変動イニシアチブという企業のネットワークを、事務局やっておりまして、これはまさにパリ協定が制定された後に、これでは日本の国際競争力が落ちてしまうということで企業の方から自発的にやっていこうということで始まったネットワークでございます。百五団体だったところが今七百八十団体、そのうち五百五十が企業ということで、大きな企業ですね、ソニーさん、日立さん、そういったところも入っていただいております。
そこで出した意見広告が、カーボンプライシングの規制もっと早く、再生可能エネルギーをもっと多くという、そういったふうに企業自体は望んでいますので、私はやはり日本のカーボンプライシングと賦課金に関しては範囲を広げて社会全体にメッセージを与えるようなものであることが望ましいというふうに考えております。