伊藤元重の発言 (経済産業委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(伊藤元重君) 私も経済学者としてカーボンプライスは必要だとずっと言ってきたんですけれども、やっとなったということで、そういう意味では、それが早過ぎるかどうかということはいろんな思いがあるんですけれども。
 日本は、御案内のように、いわゆる炭素燃料というのはほとんど一〇〇%輸入しているわけですよね。ですから、ある意味で一番税制上簡単なのは、そこに税金を掛けていくと、あるいは賦課金を掛けていくと。ただ、それがマーケットにどういうふうに転嫁されていくかということが大きなポイントだと思いますから、まあ転嫁がちゃんと行われていけば、結果的にはいろんなところの活動にいわゆるカーボンプライシングが反映されるということになると思いますので、そこがやっぱり非常に重要な点かなと思います。
 それから、先ほどもちょっと私のプレゼンテーションで申し上げましたけど、カーボンプライスって別にカーボンタックスだけではなくて、排出権取引だとかカーボンクレジットだとか、あるいは企業の自主的なカーボンインターナルプライスとか、それがやっぱり組み合わせてやるのが多分必要だろうと思うんですよね。
 これは別にこの脱カーボンの話だけじゃなくて、あらゆる外部不経済の問題は一つの手法だけでなかなか解決するのは非常に難しいと思いますので、そういう意味で、今回はこういう形でカーボンへの賦課金をやるということの先にどういう制度設計が必要なのかということは、多分何回も更にいろんな見直ししながら、まあおっしゃっているような加速化も含めて検討する必要があるのかなというふうに思いますけど。

発言情報

speech_id: 121114080X00520230420_084

発言者: 伊藤元重

speaker_id: 24102

日付: 2023-04-20

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会