西村康稔の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のALPS処理水の海洋放出に関しましては、国際基準に適合し、安全性に万全を期して実施することとしております。原子力の国際的権威でありますIAEAに専門的、客観的な観点から安全性についての評価を受けております。
御指摘の点ですけれども、五月七日の日韓首脳会談で合意をされました。東電福島第一原発への韓国専門家現地視察団については、日韓双方がこのIAEAの権威を共通の前提として、韓国国内の理解を深めてもらうべく実施をするものであります。こうした他国政府による東電第一原発への視察はこれまでも受け入れてきております。
そして、この現地視察団は、あくまで韓国国内における理解を深めるためのものであります。そのためにこの原発の視察を行うものでありまして、IAEAのレビューのようにALPS処理水の安全性について何か評価をしたり検証したりする、あるいはレビューをしたりするものではないということでありまして、このことについては韓国側も同様の認識であることを確認しております。
この視察を通じまして、我々としては、タンクの状況とか工事の進捗、ALPS処理水の放出の際には規制基準以下まで浄化をすること、さらに、それを海水で希釈することなどを丁寧に現場で説明をして、そして韓国国内におけるALPS処理水海洋放出の安全性について理解が深まることを期待をしております。
なお申し上げれば、このトリチウムを含む液体廃棄物の海洋放出は国際慣行に沿うものでありまして、この福島第一原発のALPS処理水を処分する際の年間二十二兆ベクレル未満というトリチウムの量は、例えば韓国の月城の原子力発電所から放出しておりますトリチウムの量、年間約七十一兆ベクレル、これよりも小さいということでありまして、こうした事実についても韓国側にしっかりと説明し、伝わることを期待をしているところであります。