栗田照久の発言 (財政金融委員会)
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○政府参考人(栗田照久君) 過去の金融危機と今般の銀行の経営破綻との比較でございますけれども、まず、リーマン・ショックによります世界的な金融危機は、証券化商品に代表されます複雑で不透明な金融商品について、市場参加者がそのリスクを適切に管理できず、大規模な金融機関の破綻を通じて金融市場が深刻な混乱に陥ったものであるというふうに承知をしております。
また、欧州債務危機につきましては、ギリシャなどの欧州周縁国の財政赤字の拡大によりまして市場での国債価格が下落いたしましたために、これらの国債を保有する銀行セクターに問題が波及したものであるというふうに承知をしています。
他方、今般の米国シリコンバレーバンク、それからシグネチャーバンクの破綻につきましては、資金流出が起きやすい大口の法人預金が多いという構造があったところに保有債券の売却損などもありまして急激に預金流出が生じたと、そういう中で、資金繰りに行き詰まってしまって経営破綻に至ったものと承知をしております。
また、クレディ・スイスにつきましては、投資銀行部門の不振などによりまして赤字決算が続いておりました中で、富裕層の資金の流出などもあって苦境に陥ったものであるというふうに承知をしておりまして、以上、それぞれの事案におきましては、その発生原因ですとか影響の波及経路は様々であるというふうに考えております。