宮口治子の発言 (文教科学委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○宮口治子君 国や郷土の伝統音楽を学ぶということは、自国の文化を理解して、愛着を持って継承、発展させていくためにもう本当に重要でございます。
 子供たちの多くは祭礼などを通じて郷土の音楽を体験していますし、お正月などに流れる音楽から日本の音楽を誰もが耳にはしています。しかし、実際に和楽器に触れたり、日本の伝統音楽を自ら聴いたりする機会はそれほど多くないのではないでしょうか。授業やクラブ活動に積極的に取り入れて、実際に楽器に触れて、自ら日本の音楽を奏でるという体験は、興味、関心を高め、ひいては伝統芸能の継承につながっていくものだと考えます。なるべく多くの子供たちが和楽器に触れる機会を持てるよう、文科省としても取組をよろしくお願いします。
 そして、小中学生に対して伝統芸能を教えていくという観点から、もう一つ質問させていただきます。
 先日、私、広島県北に伝わる大花田植という行事に参加してまいりました。新庄のはやし田という田植の歌に合わせて大勢の早乙女が田植をする民俗芸能、これ、私も実際着付けをして、足をヒルにかまれたりしながら田植をしたんですけれども、地元の小学校ではこの新庄のはやし田を総合学習の中に取り入れているんだそうです。地元のボランティアの方が学校に来て教えるそうで、みんな田植歌を歌えるようになります。
 先ほどの和楽器に触れる体験同様に、小学生のうちから地元の伝統芸能に触れる機会があるというのは、伝統保存のためにも大変すばらしい取組だなと思いました。
 一方で、この地域は、過疎化、少子化のために小学校の統廃合が検討されているそうです。はやし田というのは広島の県北の各地域に伝わっているようですが、地域によって歌や植え方がちょっと異なるそうで、学校が統廃合されたときにどちらの伝統を教えるのか、あるいは地域が異なるのでそもそも教えること自体がなくなってしまうんじゃないかという不安のお話を現地のお母様たちからお聞きしました。町の教育委員会に方向性についてお聞きしたんですが、地域、学校、保護者で話し合って合意形成をしてもらうしかないということでした。
 伝統芸能を守っていくためにも、教え続けることというのが大事で、文科省としても指導を行っていく必要、ここあるのではないかなと私思うんですけれども、大臣、このような問題をどのようにお考えで、文科省としてどのような指導をしていくのがよいと考えているか、教えていただけますでしょうか。

発言情報

speech_id: 121115104X01320230523_026

発言者: 宮口治子

speaker_id: 34493

日付: 2023-05-23

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会