後藤茂之の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(後藤茂之君) 委員御指摘のとおりで、現代の経済社会では、デジタル化またグリーンといった新たな潮流によりましてこれまでにないスピードで変化を続けておりまして、御指摘のデジタル分野を始めとして、新たなスキルの獲得と成長分野への円滑な労働移動を同時に進める必要があります。
このため、意欲ある個人に対するリスキリングによる能力向上支援、それから職務に応じてスキルが適正に評価され賃上げに反映される職務給の確立、デジタル分野等の成長分野への円滑な労働移動を進める、そういった三位一体の労働市場改革に官民連携で着実に取り組むとともに、人への投資の政策パッケージを五年で一兆円に拡充し、取組を抜本強化していく必要があると考えています。
職務給の確立については、個々の職務に応じて必要となるスキルとそれに見合う給与体系を明確化することによりまして、スキルギャップの克服に向けて従業員自らが職務やリスキリングの内容を選択できる制度に移行していくことや、社外からの経験者雇用にも門戸を開き、内部労働市場と外部労働市場をシームレスにつなげていける、労働者が自らの選択によって労働移動できるようにしていくことが期待されるものと考えております。
また、御指摘のあった在職者向けの学び直し支援策につきましては、在職中の労働者自身が主体的にリスキリングの在り方に関与でき、その意向を尊重したキャリア形成が進められることができるように、企業経由の支援策から個人への直接支援を強化する方向で検討を進めていくことといたしております。さらに、効果的なリスキリング策の支援を行うために、キャリアアップを目指す個人に着目した支援として、年齢や性別を問わず民間専門家に相談してリスキリングから転職まで一気通貫で支援する枠組みをつくってまいりたいと考えております。
これらの取組によりまして、意欲ある個人の能力を最大限生かしながら企業の生産性を向上させ、更なる賃上げにつながる構造的賃上げを実現してまいりたいというふうに考えております。