片岡剛士の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(片岡剛士君) 御質問ありがとうございます。
 非正規雇用の方の問題という話だと思うんですけれども、二〇一三年以降、先ほどの資料でもお示ししたように、非正規雇用として働く方の理由付けというものが若干変質してきているという部分というのは見逃してはいけない変化だというふうに私自身は思っています。
 ですから、従来は、例えば男性の場合、女性の場合、共に正規職業に就けないから非正規で働かざるを得なかったという方が、まあ今もいらっしゃるわけですけれども、足下ではそういった方の比重が減って、むしろ自由に時間を使って仕事をしたいと。これは、例えば男性の場合ですと、今非正規社員の方、一番多い年齢層というのが六十五歳以上なわけですけれども、女性の場合ですと四十五から五十四歳の層だと思うんですが、要は、一回正規社員という形でお仕事をされた中で引退をされて、そのスキルを生かそうという形で非正規社員になっている方が男性では多くなっているし、女性の場合ですと主婦業をされてからという形で働いている方が多いと。
 こういう方たちが今多くを占めてきている中で、おっしゃるように、その賃金どうこうみたいな話については、その正規社員との比較でちょっと低いみたいな部分というのはあると思うんですけれども、これは制度的にも問題な部分はあると思うんですが、私自身は、基本的には、労働需要が大きく強まって労働者の地位が上がらなければ、やはりこの正規、非正規の賃金格差みたいなものというのはなかなかなくなっていかないんじゃないかなというふうに思います。
 ですから、むしろもっと経済状況、いわゆる労働需要を高めて労働者の地位を上げていく、こういうことが制度整備に加えて必要なんじゃないかなと、こういうふうに思っています。

発言情報

speech_id: 121115262X00120230309_036

発言者: 片岡剛士

speaker_id: 21819

日付: 2023-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会