2023-04-28
参議院
中西寛
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
中西寛の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○参考人(中西寛君) 御質問ありがとうございます。
私も、今、浜口先生おっしゃったところ非常に感じておりまして、本当に、全体として、JICAであってもNGOであっても、日本の開発協力に関わっている人たちは、真剣に、かつ重要なお仕事をされていると思うんですけれども、なかなか日本の中でODAというと、どうも、先ほど佐藤参考人からもありましたけれども、三十年前ぐらいのすごく無駄で誰かの利益になるようなことしかやっていないというようなイメージだけが残ってしまいますし、まあメディアの悪口言っても仕方ないですけれども、常に問題が起こったときしか報じないので、イメージが余りよろしくないということがあると思います。
いろいろそういうふうに言っていても仕方がないので、やっぱり一つは現場の声をどういうふうに日本社会に伝えるかということで、若い人にそうした現場を見てもらって、いわゆるインターネットのSNSで発信してもらう、率直に感じたところを発信してもらうというようなことで、とりわけ、日本の若い人が信用があるメディアの報じられ方だというふうに感じるようなものを示すということが重要だと思いますし、我々、人間の安全保障という言葉を有識者会議のキーワードにしましたのも、やっぱり人間の安全保障という言葉は非常に抽象的で誰でも反対しないというのは確かなんですが、やっぱり日本人が世界に貢献したいというときに、どこかの国を助けるということよりも、むしろほかの国の人を助ける、あるいは困っている人を助けるというところに一番共感度が高いんだと思うんですね。
ですから、人間の安全保障という大きな枠組みの中で日本は国際協力、開発協力をしているんだということをもっと大きな声で言うことが、大きな顔として日本がやっていることのイメージを国民が共有するにはいいんじゃないかなというふうにも思っております。