2023-04-28
参議院
中西寛
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
中西寛の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○参考人(中西寛君) 御質問ありがとうございます。
OSAという枠組みは今回新たに設けられたものですけれども、従来、先ほど来ミャンマーへ船舶が供与されたような話がありましたが、ODAの枠組みで一定の範囲内では行われてきたものをよりきちっと分けてOSAという形にするという意図が一つはあると思います。
それと併せて、今御質問にありましたように、ウクライナに対するロシア侵攻後の状況を受けて、安全保障強化のための供与という枠組みにもなっておりますが、これまで質疑にもありましたように、実際にそれをどういうふうに運用していくかは日本としていろいろ考えるべき課題であるというふうに率直に思っております。
軍でありますとか、あるいは安全保障でありますとか、そういう概念は、このODAが始まりました一九六〇年代の冷戦下の状況とは大きく変わっておりまして、必ずしも、軍事とそれから非軍事、あるいは民生というのが截然と区別されるわけではないということは、日本における震災時の自衛隊活動においても明らかであろうと思います。
そういう中で、人間の安全保障ですとか平和国家としての日本の理念と矛盾しないような形でOSAをどういうふうに使っていくかということは重要であり、また日本がそういうキャパシティーを持つということは重要でありますが、個々の局面でどういうふうに使っていくかということは、これから慎重かつ丁寧に検討されるべきであろうと思いますし、御言及がありました同志国という観点もいろいろな意味合いを踏まえて使われている言葉であろうと思いますので、必ずしも御懸念にあるいはありますかのような、日本が軍事援助する、それとODAを緊密にドッキングさせるというようなことを今の段階で念頭に置いているわけではないというふうに思います。