2023-05-19
参議院
前泊博盛
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
前泊博盛の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○参考人(前泊博盛君) このPFOS、PFOAについては、また新たな毒性の強い物質も見付かっています。
これ、嘉手納基地の話が出ていますけど、嘉手納基地の中に大工廻川という川があります。そこは支流になっていますけれども、その流れていく比謝川という水道水を取水している川、そのPFOSの濃度を見ると、非常に毒性が三十倍、五十倍ほど高くなるのがこの実は嘉手納基地の中から流れている支流ですね、そこが高くなっています。そこで、当然立入調査をして、そこが原因であろうということを見付けないといけないんですが、立入りの交渉すらしていないのが日本政府の現状です。その大工廻川の横には消火訓練をする場所があるんですね。消火訓練をするためにタイヤを燃してそれを消す、その際に泡消火剤を使う、この泡消火剤がPFOSが含まれている。そして、それを長年やっていたために、地下水の汚染まで進んでいます。
嘉手納基地は重要な水源になっていて、地下水源は沖縄の水道水の二〇%ぐらいを占めたりしています。その水源が豊かだからこそ、アメリカは迷わずそこに基地を造ったわけですね。ところが、水道水を供給するようになったらその水に対する認識が非常に落ちて、アメリカ軍もその環境の安全性について非常に甘い対応になってしまっているというのがあります。
これ、五十ナノグラムということですけれども、バイデン政権になって〇・〇二ナノグラムまで落として、そして安全をクリアするための予算までも何兆円も投入をしてきています。日本というのは、非常に甘いこの五十ナノグラムも基準値をはるかに超えていると見てよいと思います。
そして、血液検査についても、全県的に実施してほしいと沖縄県が要請したにもかかわらず、残念ながら、その実施を拒んでいるのも日本政府。もしかしたら、解決できない問題、そして見通しが立たないような問題についてはなかったことにするというこの国のおきてが生きているのかという、そんな指摘すらあります。そういう意味では、国民の命を守るためにいるはずの日米安保、基地の存在が、むしろ国民の命を脅かしている。
この問題、実は自衛隊についても同じように泡消火剤を使っていますので、自衛隊基地周辺についても急ぎ調査をする必要があると思います。泡消火剤を同じように自衛隊も使っていますので、自衛隊も含めて、米軍基地、自衛隊基地の周辺のPFOS調査については早急に実施をしてほしいと思っています。