山下芳生の発言 (地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会)

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○山下芳生君 竹田参考人の切なる願いが伝わっていないなと思いました。そういうことを検討会で検討されていることは承知の上で、竹田参考人からの訴えがあったわけですよね。私は、そういう中で、目視で本人の確認をすると言うんだったら、別に現行の紙の保険証で十分できるじゃないですかということをもうお認めになったということと等しいと思いますよ。
 それから、竹田参考人は、今の河野大臣の御答弁では不安は消えないということで訴えられた。だから、もし、本当、不安が現場の方から解決できないということなら、私は見切り発車をやめるべきだと思う。少なくとも紙の保険証で代行できるとお認めになったんだから、そうすべきだと思う。
 竹田参考人はこうも言いました。御自身が訪問医療をされている独居老人の方が数人いる。全員がマイナンバーカードを取っていないと。家族の代理申請も想定できない方ですね。物すごく不安がある、こういう方々は。何とか保険証が残ればなとおっしゃる。そういう方にですよ、竹田参考人が、今の世の中変わっているんだと、これからはマイナンバーカードを持っていないと、それが保険証の代わりになるんだと言っても、ううん、私には無理だ、知らない、縁がないというふうになっちゃうということなんですよ。高齢者の方にはね、マイナ保険証を持ってもらう意義、メリットが伝わらないということなんですよ。そうなったら、仮に代理申請が得られたとしても、その申請をする意思が確認できない、意義が分からないわけですから、今大臣がおっしゃったようなことはすっすっとは進まない現場があるということですよ。
 認知症の方は一千万人超えるとも言われておりますけれども、このままこのやり方を強行したら、当事者にも、それを支える側にも新たな負担を押し付けることになる。竹田参考人は、医療を受ける権利が剥奪されてしまうことを心配されているというふうにおっしゃいました。そういう深刻な訴えだということを、私は今聞いていて受け止められていないなと思いました。
 もう一つ、もう時間がないので、障害者団体の方からの訴えもありました。障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会事務局長の家平悟さんが、障害者の場合はいろんな大きな問題抱えていると。この当委員会でちょっと驚きが起こったんですが、申請時に顔写真の背後に車椅子のヘッドレストが写っているからと却下された、全盲で、病気のため黒目がない人については黒目がないから写真を撮り直せという指導もあった、利用時に医療機関で受診するとき顔認証がエラーになる、不随意運動がある人、一定のところに顔を置けない人はカメラの認証が作動しない、暗証番号の入力が難しいという方は、言葉で伝えてやってもらうのは伝えることの怖さがあると。
 河野大臣、障害者の方にとって今度のマイナンバー保険証システム、かえって不便になるということになっているんじゃありませんか。

発言情報

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発言者: 山下芳生

speaker_id: 9284

日付: 2023-05-31

院: 参議院

会議名: 地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会