戸崎洋史の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(戸崎洋史君) ありがとうございました。
まず、私の個人的な認識では、日本、まあアメリカもそうかもしれないですけれども、仕掛けられている方だという認識でまずおります。実際にその抑止力の強化のためにお金を払うということを今やろうとしているわけですけれども、何もなければそれをする必要がないという状況なわけですよね。でも、それを許されない状況だからこそしなければならないというところは、まず一点あるんだろうと思います。
核については、今、佐野大使お話しされたように、抑止というのは相手に使わせないこと、相手の認識を変えていくことなので、そこで核という要素が一つ入ってくるというのは、相手も核兵器を持って、その核兵器を後ろ盾にして現状変更を試みようとするのであれば、それはそのアメリカの核抑止あるいは日本に提供している拡大核抑止というものの位置付け、重要性というのはあるのだろうというふうに思います。
他方、地域の戦争では、今ウクライナでも行われているように、やはり通常戦力の役割というのが圧倒的に高まっていると。核を使う前に通常戦力で相手の目標、目的というものを、まあ拒否していくという言い方が適当なのか分かりませんけれども、撃退していく、相手に思うようにさせない、目標を達成させないということが大事ですので、核の部分ももちろんありますけれども、通常戦力の重要性というものが高まっていて、それが日米で、まあ一体という言葉が適切かは分かりませんけれども、同じ絵を見て作戦を行っていく、あるいは構想を描いていくということの重要性、そこでの議論の重要性というもの、戦略協議の重要性というものが高まっているというふうに思っています。