目加田説子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(目加田説子君) 山梨の日建の除去機については承知しております。カンボジアを始め多くの国々で地雷を除去するというところに大変貢献いただいているというふうに実感しているところでございます。
一方で、対人地雷の除去というのはいろいろな側面がございまして、ある程度大きな重機を持ち込んで除去できる場合と、例えば民家の庭先であったりとか、今ウクライナでもそうですけれども、自宅のポストに投げ込まれていたというのは、今回使われているものがチョウチョウ型地雷といいまして、地上発射型、まあ十キロから十五キロぐらいのスパンで、例えばロケットなどで、ロケットランチャーというんですけれども、などで飛ばされて、それで、何というんでしょう、その距離をずっと飛んできて地雷がばらまかれるというようなことがありますので、どこに地雷があるか、発見されるかというのは分からないんですよね。
ですので、今申し上げたように、報告書等読んでおりますと、自宅の庭先であったりポストであったりというようなところでたくさん見付かっているとなりますと、大型の除去機というものがどうしても使えないということになるということが一点と、それから、除去率の問題というのがございまして、例えば、この今の委員会室に一つ地雷がある、あるいは百個あるというので違いがあるかというと、実質ないんですよね。一個でも地雷があった場合は、そこはもう足が踏み入れられない地域、つまりマーキングして、きちっと必ず民間人がそこには立ち入らないということをしなければいけないということになるんですね。ですので、地雷の規模ですとか、それから、実際には地雷がどのくらいの数がどこに集中しているのかというのは、事前のサーベイといって、非テクニカルサーベイというものを実施しなければいけないということがあるんですね。
したがって、除去機だけで除去が全て解決するかというと、除去機というのはあくまでも地雷を安全な、土地を安全なものに戻すという長いスパンの中の本当にごく一部であるということと、それから、これは今後ウクライナなどでどういうふうに議論されていくかというのは分かりませんけれども、地雷除去作業というのはある意味で雇用創出の機会にもなっているところがあるんですね。
とりわけ、例えばカンボジアであったり途上国なんかですと、除去隊員ってレーバーインテンシブな仕事ですので、除去隊員を訓練をし、そして彼らを、彼女らを雇うことによってそこで雇用が創出されるというようなこともございますので、ですので、いろいろな選択肢、いろいろな状況に応じた除去の一つとしてもちろん重機などを積極的に活用していく、その際には積極的に日本政府も財政面での支援というものも御検討いただきたいというふうに考えております。
それからもう一点だけ。背の高い、何というんでしょうね、草なんかが茂っているというような場合には、ブービートラップといって、地雷って上から踏むタイプだけではなくて、わな線が仕掛けられていて、そのわな線に足を引っかけると地雷が起爆するというものがあるんですね。そういったものが特に茂みなどでは仕掛けられていることがありますので、いきなりそこを重機で除去することができるかというと、ある程度草を刈って、そういったわな線等が仕掛けられていないかということを確認しながら進めていくということも必要になってまいりますので、先ほど申し上げたように、組合せが大事になってくるのかなというふうに考えます。
以上です。