明石康の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(明石康君) 安保理が機能しておらない場合に何ができるか。国連総会は、緊急特別総会という、私が、一九五〇年の十一月三日にアメリカの動議で、そういう安保理が動かないときにも緊急特別総会招集が可能であると、そういうふうに国連が変わったわけですよね。その緊急特別総会の条項は今まで七、八回既に使われてきておりますし、ウクライナに関しても三回か四回、もう既に使われておりますね。これは、拘束力を、法的拘束力がないと言われますけど、それは、そのことに間違いはないんですけれども、私はそれの持つ政治的、道義的、心理的な力というものは決して無視できないと思います。
 だから、ウクライナに関してロシアは、ロシアは痛くもかゆくもないよと言うかもしれませんですけれども、それは何となく敗者のつぶやく悔しさ余りの言葉にすぎないと思います。人間はやっぱり言語の動物ですから、痛い言葉を投げ付けられると響くところは必ずあると思います。負け惜しみに、俺は何とも感じないよとロシアは言うに違いないのでありますけれども、感じておると思います。
 ロシアの外務大臣、ラブロフという人、国連事務局にも十年おったし国連大使も長くやっていた人なんでよく知っていますけれども、彼なんかは実にインフォーマルな応答でも反応してくる外交官であり、そういう意味では無視できないところがあるんですけど、人間的な一面は十分にありますので、痛くもかゆくもないよと彼が言うとしても、それは信じない方がいいと思います。

発言情報

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発言者: 明石康

speaker_id: 32147

日付: 2023-04-12

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会