明石康の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(明石康君) 軍縮においては、核軍縮もそうですし、生物兵器ないしは化学、ケミカルな武器の場合もそうですけれども、検証というものが伴わないと空文句になってしまうというのは、猪口会長はまさに日本の軍縮委員会での日本を代表する大使として御活躍なさったし、小型兵器とかそういう問題での第一線において大きな役割を果たした方として、私は尊敬しております。
 で、日本は、冷戦が終わって軍縮の雰囲気が出てきたときに、私はたまたま国連で軍縮担当の事務次長をやっていたのが三年、三年強、四年弱でありましたけれども、世界各地に国連広報センターというものをつくりまして、そこを通じる地域軍縮もプロモートしようとした時期がありました。
 また、国連代表部にその後入りまして、私は第五委員会を担当させられたわけでありますけれども、少なくとも軍縮担当の事務次長だったときには、あれですね、ベリフィケーションですね、実際に例えば北朝鮮が約束したことを本当にやったのかどうか、そういうプルーフを得ながら軍縮を進める、核軍縮を進めるということがとても必要なことだと思うんです。でないと軍縮はしばしば空文に終わってしまうことが多いので、そういうベリフィケーション付きの核軍縮、そうでないと、ただいまいろいろNGOが懸命になって推進しておる核兵器に対する禁止条約は空文に終わる危険があるわけで、実は、これはしばしば忘れられていることですけれども、アメリカとロシアとの間で核軍縮はかなり本格的にやってきておるので、アメリカもロシアも持っておる自分の核兵器の三分の二以上を検証付きの破壊を実施してきているんですね、これは猪口先生には釈迦に説法でありますけれども。
 そういう形で核軍縮を、またほかの形での武器の軍縮も進めないと、今の北朝鮮との関係で不幸な、大変不幸な状態に世界が陥っているわけですけれども、NGOの方々にも、そういう意味では軍縮は大賛成だ、核軍縮はもっと賛成だと、しかしながらそれは検証をきちんとやるという形が伴わないならば空文に終わってしまう危険があるということを私はいつも自分にも言い聞かせております。

発言情報

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発言者: 明石康

speaker_id: 32147

日付: 2023-04-12

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会