大西連の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(大西連君) ありがとうございます。
ちょっとかいつまんで簡単に御説明をしますが、その貧困の問題って、これ多分、いろんなレベルで多分ほかのお二人の参考人の方とも共通するテーマかなと思うんですが。
じゃ、失業したイコール貧困になるかというと、多分そうではないと。もちろん、そのリスクは高まりますし、経済的に苦しくなるということはあるんですが、例えば頼れる家族がいるとか支えてくれるパートナーがいるとか、いろんな支えがあれば、仕事を失う経済的な困窮イコール貧困に必ずしもならないという状況はあろうかと思います。
一方で、じゃ、現に今苦しい状況にいる方を見ていったときには、逆説的な言い方ですけど、そういった頼れる相手がいない、頼れる関係性がいない、社会的なつながりを持てていない、それが絶たれている、その孤独、孤立というものが背景にはほとんど多くの場合存在しているというふうに私たちは捉えています。これ、経済的な困窮と人間関係の貧困、つながりの貧困、いろんな形で語られてきたところですが、そこはかなり密接に根っこの部分で共通しているのかなと。
なので、貧困の問題もそうなんですが、社会全体として今つながりがそもそもすごく希薄になっていて、誰が困っているか分からない、困っているけれども相談できる相手がいない、そういう中でより困難さを抱えてしまう。これ、シングルマザーの方の問題もそうかもしれませんし、障害をお持ちの方の問題もそうかもしれませんが、いろんなスティグマだったりとかいろんなものによって誰にも頼れない、情報を得られない、それでより苦しくなってしまう、そういった方というのはすごく多いのかなと。
なので、孤独、孤立自体は、貧困にも関わりますし、いろんな社会課題の根っこの部分にすごく密接に関わってしまう非常に大きなテーマかなというふうには思っています。
以上です。