尾上浩二の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)

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○参考人(尾上浩二君) ありがとうございます。
 まさに、先ほども申し上げましたとおり、障害者基本法の改正や、あるいは障害者差別解消法、そして障害者権利条約の批准、明らかにこの法律や制度は国際社会の流れの方、一緒にしてインクルーシブな社会へという方向に徐々に進んでいるというふうに信じたいんですけれども、なかなかその意識の部分、とりわけやはり、繰り返しますけれども、子供のときにやっぱり分けられて、兄弟とか家族に障害のある人がいてたら何となく理解はあるけど、そうじゃない限りは何か人ごとみたいにやっぱり障害問題になっているのが正直今の日本社会の多くの現状ではないでしょうか。
 実は、私、中学校から地域の学校に行ったんですけれども、そのときに、もう今から五十年前ですから、合理的配慮も何もありませんでした。大変苦労いたしました。けれども、今から七年前、二〇一六年に障害者差別解消法の講演をある教育委員会のお招きで、学校長、千人ほど集まっておられる学校長さん向けに講演をしたことがあったんですね。で、その講演が終わった後、つかつかと舞台に来られるので、もしかして私の講演に対して異論をというか意見を言われるのかなと思ってちょっと身構えていたら、舞台へ上がってこられて、やあ尾上君言われて、いや、中学校二年に同じクラスにいてた彼なんですが、今ある学校の校長を、中学校長の校長をしていて、その地域は余りちょっとインクルーシブ教育そんなに熱心じゃない地域というふうに聞いているんですが、自分の中学校は、障害のある子、どんな子でもやっぱり受け入れようとしているんだ、中学校二年のとき尾上君と一緒にいてたからねというふうに言われて、で、その人には申し訳ないんですが、私は、もちろんその彼はいてたことは知っているんで、そんなに家を行き来するほど親しくはなかったわけなんですが、でも、彼にとったら、尾上と同じクラスで過ごしていたということが、今教員になって、だからインクルーシブ教育を進めなきゃいけない、言ってくれた、そのことがすごくうれしかった。
 やっぱり、子供のときから一緒に学ぶ。障害者問題というのは、あるAさん、Bさんという、何というか、抽象的にいてるんじゃなくて、隣にいてる友達の問題として捉えてもらえるかどうかがやっぱりこの意識を変える非常に大きなポイントではないかなというふうに思います。

発言情報

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発言者: 尾上浩二

speaker_id: 11206

日付: 2023-02-08

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済及び地方に関する調査会