尾上浩二の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(尾上浩二君) ありがとうございます。
この間、東京二〇二〇オリパラ大会に向けてということで、新幹線の車椅子席の大幅な増でありますとか、非常に大きな進展を公共交通機関を中心に見てきました。でも、一方で、今日資料の方に付けさせていただきましたけど、建物分野が一九九四年以来、法律上はほとんど変わっていない現状なんですね。
特に小規模店舗。写真を幾つか付けさせていただきましたけど、いずれもこれ古い建物じゃなくて、ある意味で新規のようなところ。入口に段差があったり、あるいはさらに、室内に段差、店舗内段差があったり、何とか入れても、カウンター席、固定席ばかりでどこに車椅子で着席すればいいの、こういった建物が、繰り返しますが、新築物でも平気で建てられる状態なわけです。法律上、こういった小規模店舗については何一つ規制が掛かっていないから、バリアフリー上の規制が掛からない。二千平米以上という非常に大きなものしか対象になっていないということがあります。
一方、アメリカなどでは、ADA、障害者差別禁止法でしっかりそれは差別だということで、私も何度か行きましたけど、どこのレストランへ行っても車椅子トイレ必ずあるんですよね。
私たち車椅子の者からしたら、日本の現状は、食べたいものを食べようと思って店を選ぶのじゃなくて、入れる店に入る、入れるバリアフリーのところにしか入れない。アメリカでは、食べたいものを選ぶということで入れる。歩ける人に、障害のない人では当たり前ですよね、食べたいものを食べる。そういうふうな現状になっていたり、あるいは、あと、バリアフリー住宅がやっぱり非常に少ないという問題があったり。
最後、東京オリパラの二〇二〇で非常に大きく前進をしたんですが、それがまだガイドライン止まりで法律上の基準になっていないので、それ以降新しく建てられたものが、あそこの新国立であそこまでやったのにまたレベルダウンしている。あるいは、私の地元の大阪の万博も、当初、当事者抜きでガイドライン作って、もうむちゃむちゃなというか、非常に低い水準のもので。まあ今私たち、いろんな方々が動いていただいて見直しになってかなり改善しましたけれども、本当に何かモグラたたきのように、そうしていかなければどんどんどんどん、一旦オリパラであそこまで行ったのにまたレベルが下がったものをもう一回押し上げているという状態です。
是非、建物を始めとしたバリアフリーの抜けている部分をこの国会の力で押し上げていっていただければな、思います。どうぞよろしくお願いします。