大西連の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(大西連君) ありがとうございます。
私、二〇二一年の六月から孤独・孤立対策担当室の政策参与を務めさせていただいているんですけれども、二月にそれこそ大臣が任命されて、政府の中で孤独、孤立、ちょっとずつ進んできた部分があるかなと思うんですけど、やっぱりその私自身のフィールドはふだんは貧困問題というところをずっと十年以上担ってきて、まさに経済的な困窮のところと先ほどお話ししましたつながりのところの孤独、孤立、すごく密接に関わっているというところを現場ですごく感じていたんですけれども。
一方で、ついつい、コロナという文脈もそうかもしれないですけれども、やっぱり経済的な困窮のところを全力で現場では取り組んでいると。これ多分、例えばDVの問題やられている方だったりとか自殺の問題やられている方、皆さんそれぞれそうだと思うんですが、まず緊急的な支援はまず現場で何とかしなければいけないと。
一方で、緊急的な支援をする中で、その問題の構造的な背景ってどこにあるんだろうかというところで、実はかなり共通したものってあるんだと思うんですね。その一つがこの孤独、孤立というものだというところかなと思います。
そういった現場のニーズといいますか、ついつい現場では最優先でまず目の前の人に、じゃ食料品を提供しようとか、制度におつなげしようとか、同行しようというところで現場で奮闘するんですけど、その予防的な観点も含めて社会の構造をどう変えていくことができるのか、その一つのアプローチとして、孤独・孤立対策というものは現場のニーズにもすごく合っているのかなというふうに思います。
実際、官民の連携のプラットフォームというのが全国版が立ち上がって、今四百団体近くが入ってくれていて、まさにいろいろな政策の議論というのがそこでも行われていたりとか、そういった意味で、この孤独・孤立対策というものが広がっていくということ自体が、あらゆる政策分野の官民の協働であったりとか、官民だけじゃなくて民民の協働も含めて、連携も含めて広く進んでいくのではないのかなというふうに思います。
でも、一番は、やっぱりコロナという文脈、我々の現場も、先ほど御紹介しましたが、百人ぐらいだったのが七百人近く来るようになった。あと、自殺の問題でいえば、先日すごく報道がありました、子供の自殺がすごく増えている。本当にいろいろなレベルで現場がすごく大変になっている中で、やっぱりそれを少しでも食い止めたいと。もちろん現場の支援もする。ただ、上流で、川下で我々支援しているわけですが、川上のところで蛇口が開きっ放しで、蛇口はでも一個じゃないんですね、いっぱいあるんですよね。その中で、いろんなセクターの人たち、いろんな政策分野の人たちが協力してやれることって何があるんだろうか、そこの一つの答えというか一つのアプローチとして孤独・孤立対策があるのかなというふうに思っています。
参与というよりは、ちょっと現場の人間っぽい言い方でのお答えになってしまったと思いますが、この国会でも議論が始まるというところありますので、そこは現場の人間としてもすごく期待をしているところでございます。
以上です。