田島浩志の発言 (外務委員会)
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○田島政府参考人 お答えいたします。
CPTPPは、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていくとの意義を有する協定でございます。
また、英国は、我が国にとって、グローバルな戦略的パートナーであるとともに、重要な貿易・投資相手国でございます。このような英国のCPTPP加入は、CPTPP締約国と英国との間の自由貿易、開かれた競争的市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものでございます。
英国貿易の観点では、日英間の貿易、投資の枠組みとして、既に日英EPAが二〇二一年一月より発効しており、CPTPPへの英国加入による経済効果も、基本的には日英EPAの経済効果に沿ったものになると考えております。
その上で、CPTPPへの英国の加入に際して、日本から英国への輸出に関する関税譲許として、例えば、精米や鉱工業品の一部品目については日英EPAを上回る自由化を獲得できたことから、これらの品目の輸出に一層弾みがつくものと期待しております。
また、日本の英国からの輸入に関する関税譲許に関しては、現行のCPTPPの範囲内で合意したところであり、英国加入に伴う国内産業への影響はないと考えております。
一方、従来のCPTPP締約国との間の貿易については、CPTPP発効からこれまでの間、新型コロナの世界的拡大や、ロシアによるウクライナ侵略、資源価格の高騰、為替変動等により、CPTPP締約国を含めた世界全体の貿易、投資を含む経済活動が大きく影響を受けております。したがって、こうした影響から切り離してマクロ的な経済効果を評価することは難しい面がございます。
と申し上げました上で、例えば、日本のCPTPP締約国との間の貿易額は、CPTPPが発効した二〇一八年から二〇二二年にかけて、約一・五倍に増加しております。これは、CPTPPのみによる効果とは言い切れないものの、同じ期間の日本の対世界全体に対する貿易額が約一・三倍に増加したことと比較しても、大きな伸びとなっております。
このうち、CPTPP締約国への輸出額は、二〇一八年に十・七兆円であったところ、二〇二二年に十三・一兆円と、二二%増加しております。具体的な品目で申し上げれば、例えば、二〇一八年から二〇二二年にかけて、ニュージーランドへの自動車・自動車部品の輸出は四割近く増加し、ベトナムへの冷凍サバの輸出は二倍近くに増加し、カナダへの清酒の輸出は二倍以上に増加しております。
英国のCPTPPへの加入を踏まえ、CPTPPのメリットが更に生かされることを期待しております。