外務委員会
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会
会議録情報#0
令和五年十一月十七日(金曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 勝俣 孝明君
理事 小田原 潔君 理事 城内 実君
理事 中川 郁子君 理事 藤井比早之君
理事 青山 大人君 理事 源馬謙太郎君
理事 青柳 仁士君 理事 竹内 譲君
東 国幹君 上杉謙太郎君
黄川田仁志君 塩谷 立君
島尻安伊子君 鈴木 貴子君
中川 貴元君 西銘恒三郎君
林 芳正君 平沢 勝栄君
深澤 陽一君 穂坂 泰君
宮路 拓馬君 篠原 豪君
鈴木 庸介君 松原 仁君
池畑浩太朗君 和田有一朗君
金城 泰邦君 鈴木 敦君
穀田 恵二君 吉良 州司君
…………………………………
外務大臣 上川 陽子君
内閣官房副長官 森屋 宏君
内閣府副大臣 井林 辰憲君
外務副大臣 辻 清人君
外務副大臣 堀井 巌君
財務副大臣 矢倉 克夫君
農林水産副大臣 武村 展英君
経済産業副大臣 酒井 庸行君
内閣府大臣政務官 神田 潤一君
外務大臣政務官 深澤 陽一君
外務大臣政務官 穂坂 泰君
国土交通大臣政務官 加藤 竜祥君
政府参考人
(内閣官房内閣審議官) 須藤 明夫君
政府参考人
(内閣官房TPP等政府対策本部企画・推進審議官) 田島 浩志君
政府参考人
(外務省大臣官房儀典長) 島田 丈裕君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 中村 和彦君
政府参考人
(外務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官) 今福 孝男君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 林 誠君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 中村 仁威君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 斉田 幸雄君
政府参考人
(外務省中東アフリカ局長) 長岡 寛介君
政府参考人
(外務省経済局長) 片平 聡君
政府参考人
(外務省領事局長) 安藤 俊英君
政府参考人
(農林水産省大臣官房審議官) 坂 勝浩君
政府参考人
(農林水産省農産局農産政策部長) 松本 平君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 田中 一成君
政府参考人
(経済産業省通商政策局通商機構部長) 柏原 恭子君
政府参考人
(経済産業省貿易経済協力局貿易管理部長) 猪狩 克朗君
政府参考人
(国土交通省道路局次長) 岸川 仁和君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 今給黎 学君
政府参考人
(防衛省統合幕僚監部総括官) 田中 利則君
外務委員会専門員 大野雄一郎君
―――――――――――――
委員の異動
十一月十七日
辞任 補欠選任
高村 正大君 中川 貴元君
島尻安伊子君 東 国幹君
同日
辞任 補欠選任
東 国幹君 島尻安伊子君
中川 貴元君 高村 正大君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定へのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の加入に関する議定書の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 勝俣 孝明君
理事 小田原 潔君 理事 城内 実君
理事 中川 郁子君 理事 藤井比早之君
理事 青山 大人君 理事 源馬謙太郎君
理事 青柳 仁士君 理事 竹内 譲君
東 国幹君 上杉謙太郎君
黄川田仁志君 塩谷 立君
島尻安伊子君 鈴木 貴子君
中川 貴元君 西銘恒三郎君
林 芳正君 平沢 勝栄君
深澤 陽一君 穂坂 泰君
宮路 拓馬君 篠原 豪君
鈴木 庸介君 松原 仁君
池畑浩太朗君 和田有一朗君
金城 泰邦君 鈴木 敦君
穀田 恵二君 吉良 州司君
…………………………………
外務大臣 上川 陽子君
内閣官房副長官 森屋 宏君
内閣府副大臣 井林 辰憲君
外務副大臣 辻 清人君
外務副大臣 堀井 巌君
財務副大臣 矢倉 克夫君
農林水産副大臣 武村 展英君
経済産業副大臣 酒井 庸行君
内閣府大臣政務官 神田 潤一君
外務大臣政務官 深澤 陽一君
外務大臣政務官 穂坂 泰君
国土交通大臣政務官 加藤 竜祥君
政府参考人
(内閣官房内閣審議官) 須藤 明夫君
政府参考人
(内閣官房TPP等政府対策本部企画・推進審議官) 田島 浩志君
政府参考人
(外務省大臣官房儀典長) 島田 丈裕君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 中村 和彦君
政府参考人
(外務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官) 今福 孝男君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 林 誠君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 中村 仁威君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 斉田 幸雄君
政府参考人
(外務省中東アフリカ局長) 長岡 寛介君
政府参考人
(外務省経済局長) 片平 聡君
政府参考人
(外務省領事局長) 安藤 俊英君
政府参考人
(農林水産省大臣官房審議官) 坂 勝浩君
政府参考人
(農林水産省農産局農産政策部長) 松本 平君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 田中 一成君
政府参考人
(経済産業省通商政策局通商機構部長) 柏原 恭子君
政府参考人
(経済産業省貿易経済協力局貿易管理部長) 猪狩 克朗君
政府参考人
(国土交通省道路局次長) 岸川 仁和君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 今給黎 学君
政府参考人
(防衛省統合幕僚監部総括官) 田中 利則君
外務委員会専門員 大野雄一郎君
―――――――――――――
委員の異動
十一月十七日
辞任 補欠選任
高村 正大君 中川 貴元君
島尻安伊子君 東 国幹君
同日
辞任 補欠選任
東 国幹君 島尻安伊子君
中川 貴元君 高村 正大君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定へのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の加入に関する議定書の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
――――◇―――――
勝
堀
堀井巌#2
○堀井(巌)副大臣 外務副大臣を拝命いたしました堀井巌でございます。
先日の委員会を公務により欠席させていただいたため、本日、御挨拶を申し上げます。皆様の御理解に感謝を申し上げます。
様々な外交課題に直面する中、副大臣としての職責を果たしてまいります。
特に、担当であるアジア大洋州及び中南米諸国との関係強化に努めます。
勝俣委員長を始め、理事、委員各位の御支援、御協力を心からお願い申し上げます。
――――◇―――――
この発言だけを見る →先日の委員会を公務により欠席させていただいたため、本日、御挨拶を申し上げます。皆様の御理解に感謝を申し上げます。
様々な外交課題に直面する中、副大臣としての職責を果たしてまいります。
特に、担当であるアジア大洋州及び中南米諸国との関係強化に努めます。
勝俣委員長を始め、理事、委員各位の御支援、御協力を心からお願い申し上げます。
――――◇―――――
勝
勝俣孝明#3
○勝俣委員長 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定へのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の加入に関する議定書の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房儀典長島田丈裕君、大臣官房審議官中村和彦君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官今福孝男君、大臣官房参事官林誠君、大臣官房参事官中村仁威君、大臣官房参事官斉田幸雄君、中東アフリカ局長長岡寛介君、経済局長片平聡君、領事局長安藤俊英君、内閣官房内閣審議官須藤明夫君、TPP等政府対策本部企画・推進審議官田島浩志君、農林水産省大臣官房審議官坂勝浩君、農産局農産政策部長松本平君、経済産業省大臣官房審議官田中一成君、通商政策局通商機構部長柏原恭子君、貿易経済協力局貿易管理部長猪狩克朗君、国土交通省道路局次長岸川仁和君、防衛省大臣官房審議官今給黎学君、統合幕僚監部総括官田中利則君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房儀典長島田丈裕君、大臣官房審議官中村和彦君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官今福孝男君、大臣官房参事官林誠君、大臣官房参事官中村仁威君、大臣官房参事官斉田幸雄君、中東アフリカ局長長岡寛介君、経済局長片平聡君、領事局長安藤俊英君、内閣官房内閣審議官須藤明夫君、TPP等政府対策本部企画・推進審議官田島浩志君、農林水産省大臣官房審議官坂勝浩君、農産局農産政策部長松本平君、経済産業省大臣官房審議官田中一成君、通商政策局通商機構部長柏原恭子君、貿易経済協力局貿易管理部長猪狩克朗君、国土交通省道路局次長岸川仁和君、防衛省大臣官房審議官今給黎学君、統合幕僚監部総括官田中利則君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
勝
勝
上
上杉謙太郎#6
○上杉委員 おはようございます。自民党の上杉謙太郎でございます。
質問の機会を賜りまして、理事の先生方に感謝申し上げます。
CPTPPの英国の加入議定書でありますけれども、思い返せば、二〇一六年にTPPがあって、アメリカが離脱ということになった。それから、CPTPPという形で、日本の相当な努力もあって、二〇一八年に発効ということになった。そして、いよいよ今回、イギリスが初めての新規の加盟国になったわけであります。
今日は、時間も十五分でありますので、的を絞って、CPTPP全体の件と、質問したい内容はグローバルな視点からいろいろあるわけでありますが、私も福島県の米どころの選出の議員でありますから、ここはあえて、英国から貿易交渉において獲得した件について、その後質問させていただこうと思っております。
最初に、冒頭の質問でありますから、まずは外務省さんに御説明いただきたいと思いますけれども、このCPTPP、英国の加入議定書の概要について御説明いただけますでしょうか。
この発言だけを見る →質問の機会を賜りまして、理事の先生方に感謝申し上げます。
CPTPPの英国の加入議定書でありますけれども、思い返せば、二〇一六年にTPPがあって、アメリカが離脱ということになった。それから、CPTPPという形で、日本の相当な努力もあって、二〇一八年に発効ということになった。そして、いよいよ今回、イギリスが初めての新規の加盟国になったわけであります。
今日は、時間も十五分でありますので、的を絞って、CPTPP全体の件と、質問したい内容はグローバルな視点からいろいろあるわけでありますが、私も福島県の米どころの選出の議員でありますから、ここはあえて、英国から貿易交渉において獲得した件について、その後質問させていただこうと思っております。
最初に、冒頭の質問でありますから、まずは外務省さんに御説明いただきたいと思いますけれども、このCPTPP、英国の加入議定書の概要について御説明いただけますでしょうか。
片
片平聡#7
○片平政府参考人 お答え申し上げます。
本議定書は、英国とCPTPP締約国との間の加入交渉の結果を踏まえ、CPTPPへの英国の加入条件等についての法的な枠組みを定めるものでございます。
具体的には、CPTPPの各ルールの英国への適用、物品やサービス等の分野でCPTPP締約国及び英国が互いに付与する市場アクセスに関する約束、本議定書の発効要件等の制度的事項等を定めるものでございます。
本議定書では、物品分野の市場アクセスに関し、日本から輸出する短中粒種の精米及びパック御飯等について、英国側の関税の撤廃を新たに獲得しております。また、英国から日本への輸入に関しましては、現行のCPTPPの範囲内で合意いたしました。
この発言だけを見る →本議定書は、英国とCPTPP締約国との間の加入交渉の結果を踏まえ、CPTPPへの英国の加入条件等についての法的な枠組みを定めるものでございます。
具体的には、CPTPPの各ルールの英国への適用、物品やサービス等の分野でCPTPP締約国及び英国が互いに付与する市場アクセスに関する約束、本議定書の発効要件等の制度的事項等を定めるものでございます。
本議定書では、物品分野の市場アクセスに関し、日本から輸出する短中粒種の精米及びパック御飯等について、英国側の関税の撤廃を新たに獲得しております。また、英国から日本への輸入に関しましては、現行のCPTPPの範囲内で合意いたしました。
上
上杉謙太郎#8
○上杉委員 ありがとうございます。
早速、農業のことを言っていただいて、ありがとうございます。
このCPTPP、特にお伝えしたいのは、太平洋を取り巻く地域の協定である、加えてハイスタンダードであるということでありますけれども、今回のイギリスは欧州の国でありますから、我々、太平洋諸国の国から見ると、地球の裏側の国家が、しかもイギリスという国家が加盟してくれたのは、これは、今後CPTPPがより地球規模で拡大していくに当たっていい後押しになったと思っております。
また、多くの国が今加入申請をして手を挙げているところでありますから、これを日本が主導しているということで、これは大いに、これからある意味、環太平洋地域のみならず、世界全体に、そして貿易、経済の更なる発展に寄与していく、しかも、自由で開かれた真っ当な競争的市場、ルールに基づく貿易、流通、経済、こういった意味で非常に有意義なものであるというふうに考えております。
そういった意味で、大臣にお答えいただきたいと思いますが、この英国の加入についてどのように意義等をお考えか、教えていただけますでしょうか。
この発言だけを見る →早速、農業のことを言っていただいて、ありがとうございます。
このCPTPP、特にお伝えしたいのは、太平洋を取り巻く地域の協定である、加えてハイスタンダードであるということでありますけれども、今回のイギリスは欧州の国でありますから、我々、太平洋諸国の国から見ると、地球の裏側の国家が、しかもイギリスという国家が加盟してくれたのは、これは、今後CPTPPがより地球規模で拡大していくに当たっていい後押しになったと思っております。
また、多くの国が今加入申請をして手を挙げているところでありますから、これを日本が主導しているということで、これは大いに、これからある意味、環太平洋地域のみならず、世界全体に、そして貿易、経済の更なる発展に寄与していく、しかも、自由で開かれた真っ当な競争的市場、ルールに基づく貿易、流通、経済、こういった意味で非常に有意義なものであるというふうに考えております。
そういった意味で、大臣にお答えいただきたいと思いますが、この英国の加入についてどのように意義等をお考えか、教えていただけますでしょうか。
上
上川陽子#9
○上川国務大臣 委員御指摘のとおり、CPTPPは、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを、その持続可能性を維持しつつ、世界に広めていくとの意義を有する協定でございます。
また、英国は、我が国にとりまして、グローバルな戦略的パートナーであるとともに、重要な貿易・投資相手国でもあります。このようなイギリスのCPTPP加入は、CPTPP締約国と英国との間の自由貿易、開かれた競争的な市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものと考えております。
さらに、我が国を含む環太平洋地域、ひいては世界全体の貿易、経済の更なる成長、発展や、自由で公正な経済秩序の構築に寄与することが期待されるところであります。
この発言だけを見る →また、英国は、我が国にとりまして、グローバルな戦略的パートナーであるとともに、重要な貿易・投資相手国でもあります。このようなイギリスのCPTPP加入は、CPTPP締約国と英国との間の自由貿易、開かれた競争的な市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものと考えております。
さらに、我が国を含む環太平洋地域、ひいては世界全体の貿易、経済の更なる成長、発展や、自由で公正な経済秩序の構築に寄与することが期待されるところであります。
上
上杉謙太郎#10
○上杉委員 大臣、ありがとうございます。
そうだと思います。そして、イギリスにとっては、EUを離脱したわけでありますから、このCPTPPに大いに期待をしているところだろうというふうに考えております。
そして、全体の話から、細かい英国との貿易交渉の方についてお話を伺いたいと思います。
今回、内閣官房のTPP担当の方ですとか、外務省さん、財務省さん、また農水省さん、経産省さん、これに関わってくれた人たちに本当に感謝を申し上げたいと思います。
どうしてかというと、やはり米関係でありますけれども、今回の英国側との交渉において、元々、日英EPAはありましたけれども、そこでは除外になっていた米について関税撤廃を獲得したということであります。これは本当に大きな意義があったと思います。
農水省さんの資料をそのまま読みますけれども、例えば、精米とか玄米であればキロ二十円、パック御飯であれば八%プラス六十円の関税が撤廃されています。つまり、これで関税はなくなったということですよね。それと、パック御飯は段階的に五年かけて関税が撤廃されるということであります。
私の福島県は、皆さんも御存じのとおり、米の産地でもありますし、今、例えば、別の話ですけれども、処理水の問題があって風評の被害もあるわけであります。先日は、外務省さん、ロンドンの大使館さんが頑張っていただいて、ジャパン・フェスティバル的な日本祭りもやってくださったということでありました。
また、ロンドンやイギリスと福島県の関係というのも結構深いものがありまして、例えば、ロンドンの福島県人会は結構盛んな活動をしております。特に、私は白河市というところに住んでいますけれども、ロンドン福島県人会の満山会長は白河市出身であります。また、うちの選挙区の近くですと、天栄村であれば、ブリティッシュヒルズといって、中世の英国の荘園をモチーフにした英国調の施設がありまして、そこが語学研修施設になっています。また、本宮市は英国庭園もありますし、結構盛んであります。
そういった福島県から見ると、これはグローバルな話なのかもしれませんが、結構ローカルな話で、イギリスにたくさん米を輸出できるんじゃないかと期待が持てるわけであります。
しかも、関税が撤廃された。確かに別な話で円安という課題はありますけれども、そういった意味では、この関税撤廃を機に、是非とも英国への米の輸出を、別に福島県産米というわけではなくて、日本産米の輸出をしていっていただきたいと考えているところであります。
そういった意味で、まずは、英国において日本の米の消費量はどのくらいあるのか、農水省さんに教えていただけたらと思います。
この発言だけを見る →そうだと思います。そして、イギリスにとっては、EUを離脱したわけでありますから、このCPTPPに大いに期待をしているところだろうというふうに考えております。
そして、全体の話から、細かい英国との貿易交渉の方についてお話を伺いたいと思います。
今回、内閣官房のTPP担当の方ですとか、外務省さん、財務省さん、また農水省さん、経産省さん、これに関わってくれた人たちに本当に感謝を申し上げたいと思います。
どうしてかというと、やはり米関係でありますけれども、今回の英国側との交渉において、元々、日英EPAはありましたけれども、そこでは除外になっていた米について関税撤廃を獲得したということであります。これは本当に大きな意義があったと思います。
農水省さんの資料をそのまま読みますけれども、例えば、精米とか玄米であればキロ二十円、パック御飯であれば八%プラス六十円の関税が撤廃されています。つまり、これで関税はなくなったということですよね。それと、パック御飯は段階的に五年かけて関税が撤廃されるということであります。
私の福島県は、皆さんも御存じのとおり、米の産地でもありますし、今、例えば、別の話ですけれども、処理水の問題があって風評の被害もあるわけであります。先日は、外務省さん、ロンドンの大使館さんが頑張っていただいて、ジャパン・フェスティバル的な日本祭りもやってくださったということでありました。
また、ロンドンやイギリスと福島県の関係というのも結構深いものがありまして、例えば、ロンドンの福島県人会は結構盛んな活動をしております。特に、私は白河市というところに住んでいますけれども、ロンドン福島県人会の満山会長は白河市出身であります。また、うちの選挙区の近くですと、天栄村であれば、ブリティッシュヒルズといって、中世の英国の荘園をモチーフにした英国調の施設がありまして、そこが語学研修施設になっています。また、本宮市は英国庭園もありますし、結構盛んであります。
そういった福島県から見ると、これはグローバルな話なのかもしれませんが、結構ローカルな話で、イギリスにたくさん米を輸出できるんじゃないかと期待が持てるわけであります。
しかも、関税が撤廃された。確かに別な話で円安という課題はありますけれども、そういった意味では、この関税撤廃を機に、是非とも英国への米の輸出を、別に福島県産米というわけではなくて、日本産米の輸出をしていっていただきたいと考えているところであります。
そういった意味で、まずは、英国において日本の米の消費量はどのくらいあるのか、農水省さんに教えていただけたらと思います。
松
松本平#11
○松本政府参考人 お答えいたします。
英国での米の消費量といったデータはございませんが、輸出実績につきまして説明させていただきます。
二〇二二年の英国向けの米、米加工品の輸出実績につきましては、前年と比べまして、米は五六%増の一億六千万円、パック御飯につきましては七%減の四百万円となっております。
また、直近の二〇二三年一月から九月までの実績につきましては、前年同月期に比べまして、米は五%増の一億二千万、パック御飯につきましては、約二倍、一九四%増の七百万と順調に伸びてきております。
この発言だけを見る →英国での米の消費量といったデータはございませんが、輸出実績につきまして説明させていただきます。
二〇二二年の英国向けの米、米加工品の輸出実績につきましては、前年と比べまして、米は五六%増の一億六千万円、パック御飯につきましては七%減の四百万円となっております。
また、直近の二〇二三年一月から九月までの実績につきましては、前年同月期に比べまして、米は五%増の一億二千万、パック御飯につきましては、約二倍、一九四%増の七百万と順調に伸びてきております。
上
上杉謙太郎#12
○上杉委員 ありがとうございます。
イギリス国内は、日本の米だけではなくて、例えばインドですとか、いろいろな方々がいらっしゃるわけでありますから、元大英帝国の領土は米を食っているところがたくさんありますから、ジャポニカ種といいますか、日本米以外にも食べる文化もあるでしょうし、そういった意味では、今後しっかりと、イギリスの中で日本の米をもっと食べてもらえるようないろいろなことをした方がいいと思うんですよね。
農水省さんの方では日本産農林水産品の輸出拡大というのをずっとやってこられて、たしか、もう一・五兆近くまで行っていたと思います。部会等で議論していても、ただ輸出するのも難しいから、マーケットインで、しっかり相手の需要を考えた上で供給していくということで今農水省さんはやっていらっしゃると思います。
特に、イギリスに限定して見てみたら、関税がなくなるわけでありますから、より一層、イギリスに住まう方々の、日本人もいますし、イギリス人もいます、いろいろな人がいますけれども、そういった方々に食べてもらえるような形でいろいろな施策を打っていく必要があるというふうに考えております。
そういった意味で、米の輸出増、消費増、輸出額の増加、消費量の増加が期待できると思いますけれども、農水省さん自身はどのようにお考えか、教えていただけますか。
この発言だけを見る →イギリス国内は、日本の米だけではなくて、例えばインドですとか、いろいろな方々がいらっしゃるわけでありますから、元大英帝国の領土は米を食っているところがたくさんありますから、ジャポニカ種といいますか、日本米以外にも食べる文化もあるでしょうし、そういった意味では、今後しっかりと、イギリスの中で日本の米をもっと食べてもらえるようないろいろなことをした方がいいと思うんですよね。
農水省さんの方では日本産農林水産品の輸出拡大というのをずっとやってこられて、たしか、もう一・五兆近くまで行っていたと思います。部会等で議論していても、ただ輸出するのも難しいから、マーケットインで、しっかり相手の需要を考えた上で供給していくということで今農水省さんはやっていらっしゃると思います。
特に、イギリスに限定して見てみたら、関税がなくなるわけでありますから、より一層、イギリスに住まう方々の、日本人もいますし、イギリス人もいます、いろいろな人がいますけれども、そういった方々に食べてもらえるような形でいろいろな施策を打っていく必要があるというふうに考えております。
そういった意味で、米の輸出増、消費増、輸出額の増加、消費量の増加が期待できると思いますけれども、農水省さん自身はどのようにお考えか、教えていただけますか。
松
松本平#13
○松本政府参考人 お答えいたします。
英国におきます日本産米の主な仕向け先でございます、すしなどの日本食レストランの数につきましては、ここ十年間で倍増し、千三百店舗となっております。
また、パック御飯につきましても、英国を含め、最近、様々な輸出先国から、小売店の需要が増加していると輸出事業者から聞いているところでございます。
英国への米、米加工品の輸出量は増加傾向にあり、今回、短中粒種の精米等の関税撤廃を獲得できたことから、精米等の輸出に一段と弾みがつくものと期待しているところでございます。
また、先ほど私の答弁の中で、二〇二三年の実績で、約二倍の一九四%と申しましたが、約三倍の一九四%でございます。訂正させていただきます。
この発言だけを見る →英国におきます日本産米の主な仕向け先でございます、すしなどの日本食レストランの数につきましては、ここ十年間で倍増し、千三百店舗となっております。
また、パック御飯につきましても、英国を含め、最近、様々な輸出先国から、小売店の需要が増加していると輸出事業者から聞いているところでございます。
英国への米、米加工品の輸出量は増加傾向にあり、今回、短中粒種の精米等の関税撤廃を獲得できたことから、精米等の輸出に一段と弾みがつくものと期待しているところでございます。
また、先ほど私の答弁の中で、二〇二三年の実績で、約二倍の一九四%と申しましたが、約三倍の一九四%でございます。訂正させていただきます。
上
上杉謙太郎#14
○上杉委員 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。
生産者側の視点でいえば、田んぼであれば、新規開拓米を作るのであれば十アール当たり幾らとかやっているわけでありますし、生産の現場もそうでありますし、流通から、あと、ロンドンを始めイギリスの各都市でどういう需要があるのかを調査した上で販売していくことが必要かなというふうに思っております。
また、私たち日本人は、普通に炊飯器があるから、生の米、精米した米を輸出すればいいのかなと思いがちですけれども、イギリス人は炊飯器を持っていないですよね。農林水産委員会でやるべき話かもしれませんが、だからこそパック米があって、パック米は去年が少なかったというお話でありましたけれども、今はたくさん作っているわけでありますから、パック米であれば電子レンジでいける、アルファ米であればカップラーメンみたいにお湯を入れて食べられるわけでありますから、生米、精米、玄米のみならず、加工品でも構いませんから、そういうものを出していって、日本の米はこんなにおいしいのかというふうになっていけば、イギリスで売れてくれば、フランスでもドイツでも、いろんなヨーロッパの各地でも売れるようになると思いますので、是非ひとつ、農林水産品の輸出拡大をやっているわけでありますから、このCPTPPの英国の加入もセットにして、追い風になるわけでありますから、全体としてしっかりと農水省さんに頑張っていただきたいと思います。
なので、生産者に向けての施策、助成金、また、流通企業の方々、貿易関係の方々への施策等も今後検討していただけたらありがたいと思っております。是非よろしくお願いいたします。
米の次は、今度は、米以外にも関税撤廃を獲得したものがあります。牛肉、お茶、ブリ等であります。これについて農水省の方から御説明いただけますでしょうか。
この発言だけを見る →生産者側の視点でいえば、田んぼであれば、新規開拓米を作るのであれば十アール当たり幾らとかやっているわけでありますし、生産の現場もそうでありますし、流通から、あと、ロンドンを始めイギリスの各都市でどういう需要があるのかを調査した上で販売していくことが必要かなというふうに思っております。
また、私たち日本人は、普通に炊飯器があるから、生の米、精米した米を輸出すればいいのかなと思いがちですけれども、イギリス人は炊飯器を持っていないですよね。農林水産委員会でやるべき話かもしれませんが、だからこそパック米があって、パック米は去年が少なかったというお話でありましたけれども、今はたくさん作っているわけでありますから、パック米であれば電子レンジでいける、アルファ米であればカップラーメンみたいにお湯を入れて食べられるわけでありますから、生米、精米、玄米のみならず、加工品でも構いませんから、そういうものを出していって、日本の米はこんなにおいしいのかというふうになっていけば、イギリスで売れてくれば、フランスでもドイツでも、いろんなヨーロッパの各地でも売れるようになると思いますので、是非ひとつ、農林水産品の輸出拡大をやっているわけでありますから、このCPTPPの英国の加入もセットにして、追い風になるわけでありますから、全体としてしっかりと農水省さんに頑張っていただきたいと思います。
なので、生産者に向けての施策、助成金、また、流通企業の方々、貿易関係の方々への施策等も今後検討していただけたらありがたいと思っております。是非よろしくお願いいたします。
米の次は、今度は、米以外にも関税撤廃を獲得したものがあります。牛肉、お茶、ブリ等であります。これについて農水省の方から御説明いただけますでしょうか。
坂
坂勝浩#15
○坂政府参考人 お答え申し上げます。
今御指摘をいただきました牛肉、緑茶、ブリにつきましては、政府として、輸出重点品目として位置づけているところでございます。
これらの品目についての英国向けの関税につきましては、二〇一九年二月に発効いたしました日・EU・EPAや、二〇二一年一月に発効いたしました日英EPAにおきまして、既に関税撤廃を獲得しているところでございます。例えば、生鮮の牛肉につきましては、一二%の従価税プラス、キロ当たり約四百円の従量税、ブリについては、冷蔵、冷凍それぞれにつきまして、一八%、一四%だった関税が既に撤廃されているところでございます。
このような関税撤廃の好機を捉えまして、英国での需要拡大の取組を進めてきたこともございまして、これらの品目の英国への輸出量は増加傾向で推移しているところでございます。例えば、牛肉及びブリに関しましては、昨年、二〇二二年の輸出額は、二〇一八年との比較で約二倍に増加しているところでございます。
引き続き、経済連携協定も活用しながら、日本産の農林水産物、食品の英国への輸出の更なる拡大に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →今御指摘をいただきました牛肉、緑茶、ブリにつきましては、政府として、輸出重点品目として位置づけているところでございます。
これらの品目についての英国向けの関税につきましては、二〇一九年二月に発効いたしました日・EU・EPAや、二〇二一年一月に発効いたしました日英EPAにおきまして、既に関税撤廃を獲得しているところでございます。例えば、生鮮の牛肉につきましては、一二%の従価税プラス、キロ当たり約四百円の従量税、ブリについては、冷蔵、冷凍それぞれにつきまして、一八%、一四%だった関税が既に撤廃されているところでございます。
このような関税撤廃の好機を捉えまして、英国での需要拡大の取組を進めてきたこともございまして、これらの品目の英国への輸出量は増加傾向で推移しているところでございます。例えば、牛肉及びブリに関しましては、昨年、二〇二二年の輸出額は、二〇一八年との比較で約二倍に増加しているところでございます。
引き続き、経済連携協定も活用しながら、日本産の農林水産物、食品の英国への輸出の更なる拡大に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
上
上杉謙太郎#16
○上杉委員 ありがとうございます。是非よろしくお願いしたいと思います。
イギリスだとフィッシュ・アンド・チップスが有名ですけれども、そのフィッシュを食べてみたら日本産のブリだったという日が来たらありがたいです。ちょっと味が違うかもしれませんけれども。それはちょっと難しいかもしれませんね。
いずれにしても、例えば、牛肉であれば、今、国内の和牛生産者の皆さんは、単価がどんどんどんどん下がってきているということがあります。なので、日本の和牛を外に出していくことが必要であります。例えば、アメリカの方であれば、日米貿易協定の後、六万五千トンの枠があって、和牛の輸出が拡大してきている。一方でそういうこともあります。それゆえ、イギリスの方もそういうふうにやっていっていただけたらありがたいと思います。
時間が参りましたので、これで終了いたします。ありがとうございました。
この発言だけを見る →イギリスだとフィッシュ・アンド・チップスが有名ですけれども、そのフィッシュを食べてみたら日本産のブリだったという日が来たらありがたいです。ちょっと味が違うかもしれませんけれども。それはちょっと難しいかもしれませんね。
いずれにしても、例えば、牛肉であれば、今、国内の和牛生産者の皆さんは、単価がどんどんどんどん下がってきているということがあります。なので、日本の和牛を外に出していくことが必要であります。例えば、アメリカの方であれば、日米貿易協定の後、六万五千トンの枠があって、和牛の輸出が拡大してきている。一方でそういうこともあります。それゆえ、イギリスの方もそういうふうにやっていっていただけたらありがたいと思います。
時間が参りましたので、これで終了いたします。ありがとうございました。
勝
金
金城泰邦#18
○金城委員 おはようございます。公明党会派、金城泰邦でございます。
それでは、通告に従いまして、CPTPPへの英国の加入議定書について質疑をさせていただきます。
CPTPPは、ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有する協定であるとうたわれております。
英国の加入においては、英国が、一、CPTPP協定に含まれるルールを遵守するための手段を有することを確認し、二、物品、サービス、投資、金融サービス、政府調達、国有企業及びビジネス関係者の一時的な入国について、商業的に有意義で最高水準の市場アクセスのオファーを提供することを確認したとされており、協定の高いレベルを十分に満たすことができることが確認されたと伺っております。
さらに、日本との市場アクセスに関する交渉においても、これまでのEPAの内容に加え、輸出に関する項目で、新たに精米の関税撤廃等、我が国にとって有利な条件で合意されたと認識しております。
そこで、CPTPPの今後の運用等について質問いたします。
ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有するCPTPP協定に英国が加入することによる我が国に対するメリットをどのように考えておられますでしょうか。
加えて、円安が進む中、英国がCPTPP協定に加入することで、どのような品目が増え、日本の輸出額はどれほど増額になると試算されているのか。また、これまでCPTPP内での日本の輸出額はどれほど増えているのかについても御答弁を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →それでは、通告に従いまして、CPTPPへの英国の加入議定書について質疑をさせていただきます。
CPTPPは、ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有する協定であるとうたわれております。
英国の加入においては、英国が、一、CPTPP協定に含まれるルールを遵守するための手段を有することを確認し、二、物品、サービス、投資、金融サービス、政府調達、国有企業及びビジネス関係者の一時的な入国について、商業的に有意義で最高水準の市場アクセスのオファーを提供することを確認したとされており、協定の高いレベルを十分に満たすことができることが確認されたと伺っております。
さらに、日本との市場アクセスに関する交渉においても、これまでのEPAの内容に加え、輸出に関する項目で、新たに精米の関税撤廃等、我が国にとって有利な条件で合意されたと認識しております。
そこで、CPTPPの今後の運用等について質問いたします。
ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有するCPTPP協定に英国が加入することによる我が国に対するメリットをどのように考えておられますでしょうか。
加えて、円安が進む中、英国がCPTPP協定に加入することで、どのような品目が増え、日本の輸出額はどれほど増額になると試算されているのか。また、これまでCPTPP内での日本の輸出額はどれほど増えているのかについても御答弁を伺いたいと思います。
田
田島浩志#19
○田島政府参考人 お答えいたします。
CPTPPは、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていくとの意義を有する協定でございます。
また、英国は、我が国にとって、グローバルな戦略的パートナーであるとともに、重要な貿易・投資相手国でございます。このような英国のCPTPP加入は、CPTPP締約国と英国との間の自由貿易、開かれた競争的市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものでございます。
英国貿易の観点では、日英間の貿易、投資の枠組みとして、既に日英EPAが二〇二一年一月より発効しており、CPTPPへの英国加入による経済効果も、基本的には日英EPAの経済効果に沿ったものになると考えております。
その上で、CPTPPへの英国の加入に際して、日本から英国への輸出に関する関税譲許として、例えば、精米や鉱工業品の一部品目については日英EPAを上回る自由化を獲得できたことから、これらの品目の輸出に一層弾みがつくものと期待しております。
また、日本の英国からの輸入に関する関税譲許に関しては、現行のCPTPPの範囲内で合意したところであり、英国加入に伴う国内産業への影響はないと考えております。
一方、従来のCPTPP締約国との間の貿易については、CPTPP発効からこれまでの間、新型コロナの世界的拡大や、ロシアによるウクライナ侵略、資源価格の高騰、為替変動等により、CPTPP締約国を含めた世界全体の貿易、投資を含む経済活動が大きく影響を受けております。したがって、こうした影響から切り離してマクロ的な経済効果を評価することは難しい面がございます。
と申し上げました上で、例えば、日本のCPTPP締約国との間の貿易額は、CPTPPが発効した二〇一八年から二〇二二年にかけて、約一・五倍に増加しております。これは、CPTPPのみによる効果とは言い切れないものの、同じ期間の日本の対世界全体に対する貿易額が約一・三倍に増加したことと比較しても、大きな伸びとなっております。
このうち、CPTPP締約国への輸出額は、二〇一八年に十・七兆円であったところ、二〇二二年に十三・一兆円と、二二%増加しております。具体的な品目で申し上げれば、例えば、二〇一八年から二〇二二年にかけて、ニュージーランドへの自動車・自動車部品の輸出は四割近く増加し、ベトナムへの冷凍サバの輸出は二倍近くに増加し、カナダへの清酒の輸出は二倍以上に増加しております。
英国のCPTPPへの加入を踏まえ、CPTPPのメリットが更に生かされることを期待しております。
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また、英国は、我が国にとって、グローバルな戦略的パートナーであるとともに、重要な貿易・投資相手国でございます。このような英国のCPTPP加入は、CPTPP締約国と英国との間の自由貿易、開かれた競争的市場、ルールに基づく貿易システム及び経済統合の促進に資するものでございます。
英国貿易の観点では、日英間の貿易、投資の枠組みとして、既に日英EPAが二〇二一年一月より発効しており、CPTPPへの英国加入による経済効果も、基本的には日英EPAの経済効果に沿ったものになると考えております。
その上で、CPTPPへの英国の加入に際して、日本から英国への輸出に関する関税譲許として、例えば、精米や鉱工業品の一部品目については日英EPAを上回る自由化を獲得できたことから、これらの品目の輸出に一層弾みがつくものと期待しております。
また、日本の英国からの輸入に関する関税譲許に関しては、現行のCPTPPの範囲内で合意したところであり、英国加入に伴う国内産業への影響はないと考えております。
一方、従来のCPTPP締約国との間の貿易については、CPTPP発効からこれまでの間、新型コロナの世界的拡大や、ロシアによるウクライナ侵略、資源価格の高騰、為替変動等により、CPTPP締約国を含めた世界全体の貿易、投資を含む経済活動が大きく影響を受けております。したがって、こうした影響から切り離してマクロ的な経済効果を評価することは難しい面がございます。
と申し上げました上で、例えば、日本のCPTPP締約国との間の貿易額は、CPTPPが発効した二〇一八年から二〇二二年にかけて、約一・五倍に増加しております。これは、CPTPPのみによる効果とは言い切れないものの、同じ期間の日本の対世界全体に対する貿易額が約一・三倍に増加したことと比較しても、大きな伸びとなっております。
このうち、CPTPP締約国への輸出額は、二〇一八年に十・七兆円であったところ、二〇二二年に十三・一兆円と、二二%増加しております。具体的な品目で申し上げれば、例えば、二〇一八年から二〇二二年にかけて、ニュージーランドへの自動車・自動車部品の輸出は四割近く増加し、ベトナムへの冷凍サバの輸出は二倍近くに増加し、カナダへの清酒の輸出は二倍以上に増加しております。
英国のCPTPPへの加入を踏まえ、CPTPPのメリットが更に生かされることを期待しております。
金
金城泰邦#20
○金城委員 御答弁ありがとうございました。今後への期待が大きくなるかなと思っております。
質問を変えます。
今回、英国がCPTPP協定へ加入する際にTPP委員会で確認した事項として、一、協定に含まれるルールを遵守するための手段や、二、商業的に有意義で最高水準の市場アクセスのオファーの二点が挙げられておりました。
CPTPP協定は、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有する協定とうたっておりますが、英国加入時に確認した二つの事項はCPTPP協定に加入を希望する全ての国に求められるものなのでしょうか、それとも、国の規模や地域特性等を勘案して個別に決定されるようなこともあるのでしょうか、御答弁を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →質問を変えます。
今回、英国がCPTPP協定へ加入する際にTPP委員会で確認した事項として、一、協定に含まれるルールを遵守するための手段や、二、商業的に有意義で最高水準の市場アクセスのオファーの二点が挙げられておりました。
CPTPP協定は、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広げていく意義を有する協定とうたっておりますが、英国加入時に確認した二つの事項はCPTPP協定に加入を希望する全ての国に求められるものなのでしょうか、それとも、国の規模や地域特性等を勘案して個別に決定されるようなこともあるのでしょうか、御答弁を伺いたいと思います。
田
田島浩志#21
○田島政府参考人 お答えいたします。
二〇一九年一月の第一回TPP委員会において決定されたCPTPP加入手続において、加入要請エコノミーには、次に申し上げる要件を満たすことを求めることが定められております。
一つ、CPTPPに規定する全てのルールに従うための手段を示さなければならず、また、二つ、物品、サービス、投資、金融サービス、政府調達、国有企業及びビジネス関係者の一時的な入国についての最も高い水準の市場アクセスのオファーを与えることに同意しなければならない、これらのオファーは、貿易、投資及び経済成長を促進し、また、効率性、競争及び発展を促進しつつ、締約国と当該加入要請エコノミーとの互恵的な関係を強化するバランスの取れた結果の中で、各締約国にとって商業的に意味のある市場アクセスを提供しなければならない。このように定められています。
したがって、CPTPPへの加入手続は、今回の英国のみならず、今後のあらゆる全てのエコノミーについて、この委員会決定に基づき進められることになります。
この発言だけを見る →二〇一九年一月の第一回TPP委員会において決定されたCPTPP加入手続において、加入要請エコノミーには、次に申し上げる要件を満たすことを求めることが定められております。
一つ、CPTPPに規定する全てのルールに従うための手段を示さなければならず、また、二つ、物品、サービス、投資、金融サービス、政府調達、国有企業及びビジネス関係者の一時的な入国についての最も高い水準の市場アクセスのオファーを与えることに同意しなければならない、これらのオファーは、貿易、投資及び経済成長を促進し、また、効率性、競争及び発展を促進しつつ、締約国と当該加入要請エコノミーとの互恵的な関係を強化するバランスの取れた結果の中で、各締約国にとって商業的に意味のある市場アクセスを提供しなければならない。このように定められています。
したがって、CPTPPへの加入手続は、今回の英国のみならず、今後のあらゆる全てのエコノミーについて、この委員会決定に基づき進められることになります。
金
金城泰邦#22
○金城委員 御答弁ありがとうございました。加入の際のルール遵守は非常に大事だと思っております。
次に、質問を変えます。
米国のTPP復帰について、総理からバイデン大統領への働きかけを行っており、外務大臣からも、米国の国務長官や商務長官、通商代表に対して働きかけを行っていると認識しております。米国は、労働者保護の観点から、TPPへの復帰については消極的だという見方がありますが、現在の交渉状況について御答弁ください。
また、今回の英国のCPTPP加入は米国のTPP復帰に影響はありますでしょうか。大臣の御所見をお伺いいたします。
この発言だけを見る →次に、質問を変えます。
米国のTPP復帰について、総理からバイデン大統領への働きかけを行っており、外務大臣からも、米国の国務長官や商務長官、通商代表に対して働きかけを行っていると認識しております。米国は、労働者保護の観点から、TPPへの復帰については消極的だという見方がありますが、現在の交渉状況について御答弁ください。
また、今回の英国のCPTPP加入は米国のTPP復帰に影響はありますでしょうか。大臣の御所見をお伺いいたします。
上
上川陽子#23
○上川国務大臣 我が国といたしましては、インド太平洋地域の国際秩序へのアメリカの関与を確保するという戦略的な観点から、米国のTPP復帰が望ましいと考えておりまして、こうした立場につきましては、累次アメリカに伝えてきているところであります。
具体的に申し上げますと、委員が御指摘いただきましたとおり、岸田総理からバイデン大統領に対しまして、また、私からも、個別の会談や、米国時間の十四日に行いました経済版2プラス2等の機会を活用いたしまして、ブリンケン国務長官やレモンド商務長官、タイ通商代表に対しまして直接働きかけを行ってまいりました。さらには、アメリカの上下両院議員、有識者との面会の機会も活用するなどして取り組んできているところでございます。
英国がCPTPPの高いレベルを満たす形で加入するということは、経済的のみならず、戦略的にも大変大きな意義を有するものでありまして、これは、日米が共に目指す自由で公正な経済秩序の構築にも資するものと考えております。
我が国といたしまして、アメリカのTPP復帰が望ましいとの立場に変更はなく、米国に対しましては、引き続き、様々なレベルで粘り強く働きかけていくとともに、しっかりと意思疎通を図ってまいりたいと考えております。
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英国がCPTPPの高いレベルを満たす形で加入するということは、経済的のみならず、戦略的にも大変大きな意義を有するものでありまして、これは、日米が共に目指す自由で公正な経済秩序の構築にも資するものと考えております。
我が国といたしまして、アメリカのTPP復帰が望ましいとの立場に変更はなく、米国に対しましては、引き続き、様々なレベルで粘り強く働きかけていくとともに、しっかりと意思疎通を図ってまいりたいと考えております。
金
金城泰邦#24
○金城委員 御答弁ありがとうございました。今後も米国の復帰に向けてしっかり大臣に頑張っていただきたいと思います。
質問を変えます。
現在、CPTPP協定に加入申請しているのはどちらの国々でしょうか。
あわせて、英国の次のCPTPP協定加入申請の審議については、必ずしも加入申請順に行われるとは限らず、TPP委員会でのコンセンサスをもって決定するとされており、英国の加入手続完了まで具体的な検討は始めないと伺っております。CPTPP協定内での意思決定のほとんどが委員会でのコンセンサス制となっていることもあり、次にどの国の加入申請を審議するかは外交における重要事項だと考えておりますが、政府としてはどのように進めていくおつもりなのでしょうか。大臣の御見解をお伺いします。
この発言だけを見る →質問を変えます。
現在、CPTPP協定に加入申請しているのはどちらの国々でしょうか。
あわせて、英国の次のCPTPP協定加入申請の審議については、必ずしも加入申請順に行われるとは限らず、TPP委員会でのコンセンサスをもって決定するとされており、英国の加入手続完了まで具体的な検討は始めないと伺っております。CPTPP協定内での意思決定のほとんどが委員会でのコンセンサス制となっていることもあり、次にどの国の加入申請を審議するかは外交における重要事項だと考えておりますが、政府としてはどのように進めていくおつもりなのでしょうか。大臣の御見解をお伺いします。
上
上川陽子#25
○上川国務大臣 現在、中国、台湾、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、ウクライナから加入要請が提出されているところであります。
CPTPPは、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを、その持続可能性を維持しつつ、世界に広めていく意義を有しているものでございます。
CPTPPがそうしたハイスタンダードなルールを持続可能な形で履行するための枠組みであり続けるためにも、新規加入に当たりましては、加入要請エコノミーがそのような意義を共に実現するパートナーとしてふさわしいかどうか、ここが重要と考えるところであります。
そのため、我が国といたしましては、加入要請エコノミーがCPTPPの高いレベルを完全に満たすことができ、今後も満たし続けていくという意図と能力があるかどうかについて、まずはしっかりと見極める必要があると考えております。
加入要請の扱いにつきましては、委員御指摘のとおり、コンセンサスにより決定されるため、他の締約国ともよく相談する必要がありますが、我が国といたしましては、戦略的な観点、また国民の理解も踏まえながら対応していく方針でございます。
この発言だけを見る →CPTPPは、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを、その持続可能性を維持しつつ、世界に広めていく意義を有しているものでございます。
CPTPPがそうしたハイスタンダードなルールを持続可能な形で履行するための枠組みであり続けるためにも、新規加入に当たりましては、加入要請エコノミーがそのような意義を共に実現するパートナーとしてふさわしいかどうか、ここが重要と考えるところであります。
そのため、我が国といたしましては、加入要請エコノミーがCPTPPの高いレベルを完全に満たすことができ、今後も満たし続けていくという意図と能力があるかどうかについて、まずはしっかりと見極める必要があると考えております。
加入要請の扱いにつきましては、委員御指摘のとおり、コンセンサスにより決定されるため、他の締約国ともよく相談する必要がありますが、我が国といたしましては、戦略的な観点、また国民の理解も踏まえながら対応していく方針でございます。
金
金城泰邦#26
○金城委員 御答弁ありがとうございました。
CPTPPは、ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードな協定であるとうたっております。
加入に関しては高いハードルがあると認識しておりますが、加入後の締結国がハイスタンダードな協定ルールを遵守しているかの監視やチェックはどのように行われているのでしょうか。今後、発言権の強い大国の加入も想定でき、小国の利益を確実に守る仕組みが必要だと考えております。政府としてはどのように考えているのか、御所見を伺います。
この発言だけを見る →CPTPPは、ルール及び市場アクセスの両面において高いレベルの内容を規定しており、ハイスタンダードな協定であるとうたっております。
加入に関しては高いハードルがあると認識しておりますが、加入後の締結国がハイスタンダードな協定ルールを遵守しているかの監視やチェックはどのように行われているのでしょうか。今後、発言権の強い大国の加入も想定でき、小国の利益を確実に守る仕組みが必要だと考えております。政府としてはどのように考えているのか、御所見を伺います。
井
井林辰憲#27
○井林副大臣 お答え申し上げます。
CPTPPが、自由で公正な経済秩序の礎として、最先端の経済枠組みとして持続可能な形で発展し続けるためには、高いレベルのルールが全ての締結国によりしっかりと履行されている状況を確保し続けることが重要であると考えております。
委員御指摘のとおり、ルールの履行確保の強化のための具体的な取組として、今後更に、一般的な見直しの議論の中で、高いレベルのルールの導入及び履行確保、強化の重要性を引き続き強調し、他の締結国の理解と実践を求めてまいります。
また、TPP委員会や小委員会等、CPTPPの中に既に組み込まれている様々な制度的枠組みを最大限活用し、CPTPPの運用における透明性、説明責任、予見可能性を向上させることを通じ、履行確保、強化を図る取組を今後も続けてまいります。
また、もう一つの御指摘でございますが、締約国間での意思決定は、協定によりましてコンセンサス方式で行われることになっておりまして、国の規模の大小にかかわらず、締約国の利益は守られると理解してございます。
この発言だけを見る →CPTPPが、自由で公正な経済秩序の礎として、最先端の経済枠組みとして持続可能な形で発展し続けるためには、高いレベルのルールが全ての締結国によりしっかりと履行されている状況を確保し続けることが重要であると考えております。
委員御指摘のとおり、ルールの履行確保の強化のための具体的な取組として、今後更に、一般的な見直しの議論の中で、高いレベルのルールの導入及び履行確保、強化の重要性を引き続き強調し、他の締結国の理解と実践を求めてまいります。
また、TPP委員会や小委員会等、CPTPPの中に既に組み込まれている様々な制度的枠組みを最大限活用し、CPTPPの運用における透明性、説明責任、予見可能性を向上させることを通じ、履行確保、強化を図る取組を今後も続けてまいります。
また、もう一つの御指摘でございますが、締約国間での意思決定は、協定によりましてコンセンサス方式で行われることになっておりまして、国の規模の大小にかかわらず、締約国の利益は守られると理解してございます。
金
勝