横田拓也の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

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○横田参考人 ありがとうございます。
 今回の訪米若しくは去年の訪米のときも感じたことを先に申し上げますと、私たちの親世代、つまり、私の母であり父であり、亡くなった飯塚代表が訪米されていた二〇〇〇年初頭の頃は、アメリカを訪問して拉致問題を説明しても、一から説明しなくてはいけなかった時代でした。ブルーリボンの意味。横田めぐみとは。私たちが訪米しに来ている目的とは。一から説明する、でも面会時間は二十分なら二十分と限られている。ほとんど伝えることができない。そんな活動が親世代の初期の時代でありました。
 ただ、今回の訪米については、事前に日米首脳会談があったということもあって、そして、これまで日本国内でアメリカの大統領と、そして、ブッシュ大統領ともオーバルルームでお会いしたこともあって、アメリカの全省庁の方がこの問題について深く御理解をいただいて、国務省においては人権担当の方が勢ぞろいで面会していただくといった形の理解の深まりというものを感じました。
 そして、どなたからも私の母早紀江が元気で過ごしているかということを心配してくださる温かい言葉をいただいて、一緒にこの問題に対して取り組もうじゃないか、私たちはあなたと共にいるんだということをお伝えいただき、北朝鮮の人権問題を解決しようというお約束をいただいた、力強い確認が取れたというふうに思っています。
 今回、訪米のときに、先ほど申し上げましたとおり、財務省にも訪問してきました。財務省はその後、訪米後に、既に報道されているとおり、北朝鮮に対する制裁を新しく発表しました。韓国もそれ以降新しい制裁を発動して発表していますが、こうした対比を見るときに、日本政府が北朝鮮に対して、対話局面ではあるとはいっても、そうした新たな解決を迫るための制裁の枠組みをつくれているのかということをいつも感じています。
 これまでも私たちはいろいろな場で日本政府、いろいろな省庁に、新しい制裁を強化してほしいということを訴えてきましたが、これまでも言ってきたとおり、日本は新たなことができないんだといったような趣旨のコメントをもらったことが多々ありますが、では、なぜ世界の各国はそれぞれ新しい制裁の立案ができて実行できるのか、他方で、なぜ日本はできないのかという矛盾をいつも感じます。
 その意味で言うと、先ほど荒木代表の方からもお話がありましたけれども、いろいろな面においての法律の整備、これはやることはもっと山ほどあるんじゃないかなというふうに思います。私はこの場では何の法律かという具体的なことは申し上げませんが、様々な法律の強化、法執行の強化というものはできると考えています。
 また、これまでも、私たちの大切な家族、日本人が拉致されて四十年、五十年以上たっている中で、向こうから見たとき、北朝鮮から見たときは、日本の国の守りが弱いから堂々と日本に工作員が侵入してきて無実の民間人を拉致してきたわけでありますから、自衛隊であり、海上保安庁であり、そうした国の守り、それは人的整備、予算的整備、あらゆる整備、国の守りの強化をしていく必要があって、そうしていかない限り、北朝鮮の工作員はこれからも堂々と入ってくると思います。
 私たちはこれまでも元工作員の方に会ってきたときにお話を聞きましたが、日本に入ることはトイレに行くのと同じぐらい簡単なことなんだとばかにされているんだということを聞いたことがあります。そんなことでは日本人をこれから守ることはできないと思います。
 そうしたことをしっかりやっていきたいと思いますし、これからの抱負といえば、韓国の政権が替わって、北朝鮮の人権問題にとても力強い、私たちとほぼ同じ考え方に立った方針を立てられていますから、私たち家族会、救う会も、韓国を訪問若しくは拉致被害者家族同士の連携を更に強化してこの問題に焦点を当てていくこと、そして、政府同士でも日韓が更にこの問題に対して取組を深めていただいて、それを世界にアピール、北朝鮮に対してアピールをしていただくこと、これを求めていきたいと思っています。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 横田拓也

speaker_id: 14447

日付: 2024-05-28

院: 衆議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会